Legends / Diary421
18.7.2017

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early60s Oliver Goldsmith model “ GOO GOO ”
 
 
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late60s 〜 mid70s Oliver Goldsmith clear frame
 
 
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late60s 〜 mid70s Oliver Goldsmith model “ VICTORIA ”
 
 
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late60s 〜 mid70s Oliver Goldsmith model “ TIGER ”
 
 
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late70s 〜 early80s Oliver Goldsmith model “ EAGLE ”
 
 
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late70s 〜 early80s Oliver Goldsmith model “ GORDON ”
 
 
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mid60s 〜 late60s Oliver Goldsmith model “ CHAS ”
 
 
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late60s 〜 mid70s Oliver Goldsmith model “ MOONSHINE ”
 
 
 
一部のご紹介で恐縮ですが、1960年代初期より世界を彩ってきた各レジェンド達は、名品と呼ばれ続けたそれ成りの事由が存在するかと思います。「オードリーヘップバーンがとある名画で使用した」「マイケルケインと謂えば」著名人とリンクする事も“それ成りの事由”に含まれると思いますが、何故そうなのか,そうでなければ, 考え出すと限がなく、とはいえ、行き着くに及ぶ結論は、リリースから今現在まで不動にも変わることがなく其々の「STYLE」が存在し続けるから、そのように思います。それは1960年の冬,女性に振られた土曜日の夜も、2017年,海の日で日焼けした翌日も、露も変わりがなく不思議なのものです。前回申し上げたように、今が80sの流れだから、ファッションフローがetc、そんな軽いものではなく、“らしいね” というオリバーゴールドスミス特有のSTYLEや、慎重に名付けられた各種モデルが有したSTYLEは、潜在的なイメージとて少なからず存在するものの、本来的に保有しているその人のスタイルと合致する事で、“らしいね” の感覚が完全に消滅し、完全無欠なスタイルへと昇華される現象もまた不思議に思います。例えばジーンズならばLevis、と、直結するようなオーソドックスな魅力と背中合わせな前衛的かつエポックメイキングな匂い。其処に気が付いた後は、“〜らしさ” という潜在的なイメージは跡形もなく消え、その人は、オードリーヘップバーンであり、マイケルケインであり、1960年の冬,土曜の夜に女性と食事をした男性であり、2017年,海の日に海へ出掛けた正直者であると。
 
最初の疑問符から、飛躍した内容となりましたが、いつの時代も,去年も,昨日も、変わらぬSTYLEを保ち続けることができる魅力、それ成りの事由のひとつでしょうか。何故そうなのか,そうでなければ,と考え出すと限がないので本日はこの辺りで。
 
 
 
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最後に。
余談ですが、2012年12月 プライベートで訪れた極寒のロンドン、通りすがった路面に位置するレコード屋で必死に何かを探していた20代前半,無造作なショートヘア,グレートネイビーのジャンパー,ジーンズの青年が印象的に掛けていたアイウェアがGOO GOO。ヴィンテージか現行モデルかは定かではなかったですが(おそらく現行モデル)、外の木には凍えそうに犬が繋がれており、足下には何故か巨大なグレゴリー。奥に友人が居たのか、独り言か、しきりにコーヒーが飲みたいと言っていました。犬を撫でようと近づいたら強く吠えられたので鮮明に覚えています。当然、何者かも知らぬまま二度と逢う事はないのだろうけれど、繰り返すようで非常に印象的な想い出。普段と変わらない街の一部で、ひとつのスタイルを知ることもまた、いえ、やはり贅沢な一瞬かと想います。GOO GOOである,ないにしろ、オプティカルメーカーである,ないにしろ、私もまたそう在りたいと、心持ち、北青山3丁目のマンションの1室にて想いを馳せる次第です。

 

 

SURR by LAILA 小林

03-5468-5966
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2017 年の半袖 / Diary419
11.7.2017

ややばかり御無沙汰致しております。 SURR 福留です。
この度のエントリーでは、昨年に続いてささやかながら御推奨させて頂いておりますサマースタイルの半袖のシャツ、先日御披露目が叶いましたそれらにつきまして綴らせてください。

それこそ、昨年よりは街で見かける機会が増えましたでしょうか。特出した裏付けもなく、なんとなしにそう感じておりまして、日々更新されているであろう皆様の感性を陰ながら拝見し、引き続き心から楽しく思っております。

今期は 16SS に叶わなかったセレクションが一人のコレクターさんのお陰で御用意することができまして喜ばしい限り。やっと “ ピンクのアロハシャツ ” で SURR を彩ることができました。ヴィンテージピースとして、近年においては性別を既に超えているであろうアロハというカルチャーウェアは、その背景と文化ならではの多彩な色彩や紋様が魅力ですが、私は主に半世紀前の人々の感性によって仕上げられ、半世紀という長い時間を経たピンクの色調に、感覚的に狂っておりました。しかしながら探している時に限って見つからない、この世の常よろしく昨年は叶いませんでしたが、やはり諦めなくて本当に良かったです。人間、ガッツですね。

これらもまた捉え方によって大きく変わる存在意義。特に顕著なそれかもしれません。正解がないからこそ、御判断なさるそれが正解となる一品ではないかと思いますので、引き続き感性の赴くままに捉えて頂けましたら幸いです。幸か不幸か私ですと、そこはかとなく面白みが少ないので、例えば良い意味でアロハをアロハとしないような傾奇者にお認め頂けたら、教科書にないスタイルになってくれるのではないでしょうか。

 

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また、本当に幸運なことに SURR で御提案したいと心から思えるピンク以外のアロハシャツや、それとは異なるカルチャーの半袖も御用意が叶いましたので、僅かでも御興味頂けましたら、是非にと思います。

感覚の更新 は本当に面白い。私自身にとってそれは、本当に掛け替えのない尊い心情です。今年は、何年振りか思い出せないほどに、とあるアイテムにおいての感覚更新が起こりまして、それはそれは楽しませて頂いているのですが、それはまた別の機会にゆっくり綴らせてください。

 

 

SURR by LAILA 福留

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デニムの顕し / Diary418
10.7.2017

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真鍮製のバックル、クラフト宛ら切りっぱなしの革。
まるでハンドソーイングしたように太く丁寧に縫われた縫製。
レザー部分には23文字の数列、フランスの地アトリエで作られた刻印。
表に返すとインディゴブルーのデニム地。
 
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その後のアーティザナルラインのプロトタイプ的立ち位置か、将又、口切りなるプロダクトか。いずれにせよ、1999年メンズコレクションがいざ開始されたクリエイションでは、其れまでのレディースコレクションの流れから想像の範囲を遥かに超える程、究極的なるミニマリズム精神によって昇華されたようなプロダクトを確認できますが、同年に誕生したこの2つのブレスレットもまた、デューティーな肌触りと活かされた素材感、類のないプロダクトであると同時にオーソドックスな香りもする、無駄を削ぎ落とした外形。どこか真面目で、どこかチャーミング。決してふざけてなどいない本気のシンボル。
 
 
プロトタイプであるにせよ、ないにせよ、ベクトルがどうであれ、コレクションピースである,ないではなく、ブランドどうこうでもなく、只、目の前にある作品と真摯に向き合い、誠実に愛し、永く愉しんでくれる事を心から望んでいたひとりの男性の想いを汲取り、純粋なまでにひとつのブレスレットとして、お認めを頂けましたら。
 
たまたま其れが、デニム地がジョイントされたマルタンマルジェラ氏の作品である、というだけの事。
 
 
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Newarrival, 1999s Martin Margiela denim & leather bracelet 2size
 
 
 
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with 90s Cartier tank “ vermeille coating ”
 
 
刺繍を入れるも良し。
スーツに合わせるも良し。
 
どうぞ、お好きなように。

 

 

SURR by LAILA 小林

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