イメージ / Diary786
5.11.2019

90s Lieve Van Goup hoodie scarf
40s British royal navy mackintosh bal-collar coat
80s Valentino Jeans corduroy trousers

Mode × Military × Wide wale cords.

全身真っ黒は面白味に欠けます。
冬は青を取り入れたくなります、私だけでしょうか。
ナチュラルフェード、グラデーションカラー。
足元はごつめブーツをイン、懐かしい装いで。

70s Missoni wool cardigan
Early 90s Dries Van Noten work-style wool knit shirt
90s Pual & Shark high-neck sweater
Karim Hajab ” four seasons ” work trousers

Turtle neck knit × wool knit shirt × wool mix cardigan.

ニットオンニットオンニット。
色彩豊かな綺麗目 Cobain 。
New grunge style 、THE VINES でも聴いてのキャンバススニーカーでも履いて、
もしくは狙ってチャッカブーツで気持ちは余所行きに。

90s French cashmere cardigan
70s Missoni Uomo western style cotton shirt
50s French work hard cotton trousers ” dead stock ”

The Classic style.

カーディガンまでタックイン。
少し覗くウエスタンヨークが堪らない自己満足、サスペンダーがあれば尚の事よし。
上からテーラードジャケット、フライトジャケット、バルカラーコート。
なんでも嵌る許容=クラシック。

 

 

SURR by LAILA 鈴木

03-5468-5966
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残る要素 / Diary 785
1.11.2019

旬の食材をその時その時に味わうという愉しみ方はいつの間には装いにも派生し、気温や気候の変化に応じた素材や表情や凹凸などをその時その時に身に着けるという愉しさは私にとって旬の食材と同じく身体となにより心を豊かにする大切な要素と成っており、食の旬にせよ装いの旬にせよ一年間で最も好ましく愉しいのは秋と冬でして、加齢に関わりなく と言いつつ関わりないわけはございませんが、季節を更新するごとに想うことや感じることの “ 面 ” が変わってゆくのは皆様方も同じくで在ることと想います。私は趣味を持たず今に至った人間ですので想うことや感じることはこのように主に生業に関わることでして、ファッションとは何か, スタイルとは何かが軸となり豊かな日々に対して想うことが多いのですが、それらによって産まれたと申しますか出来あがったと申しますか出来やがったと申しますか、論点の置き方や考えの道順や着地点に対しましては少し前から抜くこと、“ こだわり抜く ” のではなく “ こだわりを抜く ” ことを静かに意識しております。

 

 

重ね着の有用性を目的に設計した余白が時代を経てモードなオーヴァーサイズと捉えられるように、感覚や感性は常に精査され上書きされ続け、極論それまでの赤色がある時から黄色と捉えられるかの如く、それら精査や上書きには数多の可能性が在ることと想います。鈴木が綴るように外的な何かや内的な何かを起点に看板の紋様が替わって変化することも在れば、例えば古臭さが不変性やタイムレスと成ったり、無装飾はミニマリズムや洗練と成ったり、自分勝手な行動が自由な感性と称えられたりと、時代に応じて捉え方や意味合いは変化することも在りますので、私も今後気が付くこともなく変化してゆくでしょうし、きっとそれも愉しいとそれこそ以前に御提案致しましたダウン・トレンチコートのような存在に出逢うと想いますが、それはもちろん変わらない要素, こがわりを抜いていったうえで残った幾つかの要素が土台と成ってこそ成り立つというものでして、現段階で私にとってその一つは着た時の心地良さであると、気が付くこともなく変化してゆく様々がありますので断定は叶いませんが、この点はほぼ 100% 残る要素であると想えますので断定させて頂きます。

 

 

 

 

 

それにはやはり職人の技術力であり心意気であり、純粋な素材の力が大きく関わるとこの度御提案させて頂きましたサルトリアルの品々から、そしてそれを介して幾人かの御客様方と交流させて頂いた時間から強く感じまして、それこそ入れ物としての在り方が大きく変わって記憶新しい Brioni の、大きく変わる以前の状況と比べてもなお異なる状況であった時代に製作された二つのジャケットにおいて、当たり前のようにほとんどの箇所が手縫いにて仕上げられている現実を目の当たりにしそれらから尋常ならざる着た時の心地良さを体感致しますと、技術力と心意気と素材の力の重要性と, それが当たり前ではないという尊さと, 逆にこの品質が当たり前な世の中だったらどうなってしまうのだろうというちょっとした恐怖心と, いや逆にこの品質を世界中の多くの人々が所有していたら世の中はもっと素敵に成るのではないかという幻想を、同時に抱かずには居られません。

共に 40 年ほど前に構築された設計であるだけでなく、正統的なサルトリアルであり既製服最高峰の名を欲しいがままにしていた当時の Brioni がフランスの人々に向けて製作したという愉しい複雑性を有したそれぞれと成っておりまして、結果的に産まれた肩の強さや可動域の広さやどっしりとした着丈やそれぞれ基本に則った装飾性は古臭さと捉えることも出来ますが、弊店にとっては不変性でありタイムレスであり、これまでも, 今も, もしかしたら今後一層に大切な男性としての美しさであり、私にとってこれまでも, 今日も, 間違いなく今後も大切な着た時の心地良さとなる要素です。

 

 

 


80s Brioni cashmere tailored jacket for France.

 


80s Brioni cashmere & wool tailored jacket for France.

 

 

なお、着心地と着た時の心地良さは同じなようで異なります。後者にはなんと申しますか、例えば連日激務が続いたうえで呑み会が重なったある朝があって、三駅分立って通勤するのですら辛いような, ちょっと座っただけで呼吸が深い睡眠時と同じようになってしまうほど身体が休息を欲しているような日があったとしても、その一着を羽織るないし穿くないし履くことによって頑張れるような感覚です。そんな疲れねぇよという御方もそんなんじゃ足りねぇよという御方も居られることと想いますが、着た時の心地良さ というのは良いものですので、是非にと想います。

 

 

SURR by LAILA 福留

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傷 / Diary 784
31.10.2019

40s French work moleskin trousers

情緒を感じる手刺繍、叩き埋め。

50s French drivers style sweater

記章塞ぎ、グッドデザイン、グッドバランス。

Early 1900s French fisherman’s coat

極太番手糸をかがり縫い、襟を表裏逆に付ける愛嬌。

30s French hunting jacket ” personal order “

当て布を素朴な別布で、素朴な始末で。

40s U.S navy N – 4 jacket ” art – repair & hand paint ”

二色使いの芸術的刺繍、大ダメージ。

1941s British army camouflaged leather ” Jerkin ” by Dephyrane Garments

ミシン目からランダムピッチのハンドステッチ。

50s British royal army combat trousers ” P – 52 ” scar repair

大胆な傷、大胆な別布、几帳面な手仕事。

 

 

状態の美しさには適うものは無いですが、私的に枯れた様な雰囲気のものに惹かれ、又其のものでしか表現の出来ない個体性に胸を打たれることが多く感じます。傷の付いた負の面よりそれを回復させる、ものを大切に扱う精神、手仕事の美しさ、唯一無二なものへ変貌を遂げる利が勝り、一つのデザインに昇華させる様な意図としない偶然の産物に御興味頂ければ幸いで御座います。

 

 

SURR by LAILA 鈴木

03-5468-5966
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