皆様いつも御愛顧くださり誠にありがとうございます。
既にインスタグラムにて御報告させて頂いております通り、弊店の 2019 年は 12/29 ( 日 ) 20:00 をもって終了となり、 2020 年は 1/4 ( 土 ) 12:00 より通常営業となります。 12/30 以降のお問い合わせや ONLINE の御注文は 4 日より順次御対応となりますこと御了承くださいませ。宜しくどうぞお願い申しあげます。
SURR by LAILA 鈴木 福留
03-5468-5966
[email protected]
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さて、本年も御報告と併せまして徒然なるままに宜しいでしょうか。いつも以上に雑記的な内容と成ることが予想されますので電車の待ち時間や一服の御暇つぶしなどにお目通し頂けましたら幸いです。それではこれより考えなし推敲なしにて進めさせて頂きます。
平成最終年であり令和元年でもあった 2019 も残り僅かで、年の瀬の諸々でしたり忘年でしたりと皆様お忙しい日々が続いておられることと想いますが、引き続き体調管理であったり肝臓管理であったりと御自愛頂けたらと想います。本年は皆様いかがでしたでしょうか。私は直近ですと驚くべきことに真っ赤な御鼻のトナカイさんに乗った人がやってきてくれたり ( 本当に驚きました。心意気に感謝です。I さん、S さん、Y さん。この御恩は必ずやお返しさせてください ) 、なんとなし久方ぶりに向かった街で約十五年ぶりの品と出逢えたりと嬉しい瞬間が幾つかございまして、幸せな気分に肩まで浸った火照りがまだ残っております。年度の御挨拶は後日改めて行わせて頂きますが、お陰様で本年も実りの多い一年でした と言えそうです。日々が重なりますと心身ともに変化してゆきますので、それが御人によっては良きことであったり御人によっては辛抱などであったり御人によっては何事でもなかったりと様々なことと想いますが、一個人的には諸々によって物欲が納まる, 場合によっては無くなるのではないかと予想していたのですが、いざ蓋を開けてみましたら物欲という名の筑前煮はまだまだ鍋の中にたっぷりと残っているばかりか、何故だか何故だか増えていたのです。
人間とはかくや欲深き生き物なのだろうか 今年の再確認その一でございました。
御多分に漏れず完成に至らない SURR という入れ物。と申しますか弊店と私は “ ずっと同じ ” が合わない性質ですので、変化を求め続けることが常という意味合いで完成に至らないのですが、様々な物事を視聴きしたりそれこそかねてから練っていたサイトの再構築などによって今年も大いに心境の変化がありましたが、やはり人からの影響, 人と触れ合うことでの何がしが私には大きな要素でして、何より私はそのような事柄での自身の変化を好ましく想うことを再確認致しました。それにはもちろん新たにパートナーシップを結ぶに至った鈴木という要因は大きいですが、やはりなんと申しますかあれですね、脳みそは一つより二つの方が良いもので私はやはり誰かと共に働く方が好ましいです。再確認その二。
変わらぬ軸が在るうえでやりたいと想えること, やらなくてはいけないと ( 勝手に ) 想えることが心に在り、さらに新たなそれぞれが芽吹くのは本当に幸せなことであると想います。それぞれは行動に移す外なる事柄なのですが、行動ではなく想いに派生する内なる事柄と致しましては二つの大きな現時点での着地点でありイコールそれを踏まえた今後の重要な指標が今年産まれまして、私にとって大きな出来事でした。
一つはこだわりを “ 抜く ” こと。弊店は本当に変わらずゆっくりとした時間が流れ続けておりまして、それによって品々とゆっくりと向き合えますし、お立ち寄り頂いた暁には適宜じっくりと御覧頂けるのですが、それと並行して “ 良い空間とは ” “ 良い御提案とは ” “ 良い装いとは ” など様々思案することができまして、かねてよりそのような環境に居たことと、おそらくはそもそもにおいてその素養があったことから考えるという機会 / 時間が多くなり、つど様々なその時々の着地を設けてきたのですが、それによって幾つかの要素においてのこだわりが芽生えて幾年か経ったうえで ( 例えば自身におけるテーラードジャケットの捉え方や着方、意図的にスニーカーを排して革靴のみの日々など ) 、今年の夏頃か夏の終わり頃でしょうか、それらのこだわりをどんどんと抜いていこうとふと想いました。例えばこだわる要素が 30 項目在ったとしたら気兼ねなく抜いて抜いて心の肩を抜いて結果的に幾つ残るか視たいと申しますか。こだわるということは大切であり良いことでもあると踏まえたうえで、これまでに自身に積み重なってきたそれらを抜いて ( 捨てて ) 、もしも次があるとしたら次の自身に出逢いたいと、ふと想ったのです。
もちろん、この生業においてと SURR という入れ物において大切な軸は変わりません。本当に本当に面白い品々が数多く存在し、それぞれが異なる方向を向いていながらも等しい熱量を有するヴィンテージ / アンティークの世界。その印象は以前から在りますがそれらが面白いと想う感情や惹かれる感情は高まり続けておりまして、並行して変化し続ける世の中においてファッションという単語の意味合いや価値や存在の中でヴィンテージ / アンティークの立ち位置がどう成っていこうとも弊店におけるそれらの捉え方と、本当に純粋に強く面白くて惹かれて格好良くて “ 素敵ですよ ” と御提案したい気持ちは変わりません。ですので私はくだらない私ごときの中に今在るこだわりは無くしても大丈夫であると想ったのです。欲を言いますがやはり自分自身も変化していきたいですよ。飽きてしまいますので。
もう一つはスタイルとライフスタイルの違いなのですが、また長くなりそうなのでいつか綴らせて頂けたらと想います。簡単に申しあげますと例えば手袋は良い存在ですが、必要でない人には必要でない ということ。それを踏まえたうえで引き続き様々御推奨させてください。
70s Hermes handmade
今年も徒然なるまま考えなしに推敲なしに進めさせて頂きました雑記。ここまでお読み頂き誠にありがとうございました。と申しますかそもそもにおいて、弊店の Diary をお読みくださっている方々が居られましたら改めて心より御礼を申しあげます。日々の貴重な御時間を割いて頂き恐悦至極に存じます。
最期にふと思い立って昨年の雑記を読み返してみたのですが、個人目標で モテなくてはいけない と書いておりました。結果は惨敗です。この点に関しましては申し開きができませんが、私は Mr ポジティブですので、惨敗で在りながら一つの光を見出しております。それはそれは見た目がどうとか行動がどうとかではない、単純明快な私自身の問題, 課題だったのです。
人間とはかくやくだらなき愉しき入れ物なのだろうか。
SURR by LAILA 福留
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以前も綴らせて頂きました通り私は旬の食材をその時その時に愉しむのと同じように、季節に則した装いを愉しむことを好ましく想っているのですが、さらに申しあげますと、適宜それらを直接皮膚に乗せることにとても重要な意義を感じておりまして、それはスタイルではなくライフスタイルに関わることですので御人によって御提案できる / できないがはっきりと分かれてしまうことと想いますが、私の生活におきましては幸いにも極度な防寒が必要ではありませんので、いわゆるで申しあげるところのヒートなインナーの類やマウンテンギアの類は上半身・下半身ともに不要でして、それらはきっと簡潔かつとても暖かいのであろうと想像に難くないものの、さりとてそれらを選ばず現在に至るには、それこそ皮膚が大きく関わります。
私は少なくとも人並みに汗を掻きますので主に夏場は親愛なるグンゼ社の肌着を着てからシャツなどを羽織るのですが、そうでない季節, 汗ばまなそうな春や秋, そして冬、と申しますかいつでも隙あらば肌着を配さずに諸々を着ておりまして、それには幾つかの理由があるものの特に重要な論点に “ 心地良い ” と “ 可能な限り削ぎ落したい ” の二つがあります。皆様方とは比べられないほど情けない出来栄えではございますが私も一応社会に属し向き合わせて頂いておりまして、そうなりますと自発的な心身の整理整頓と手入れの重要性を感じずには居られないのですが、例えばそれがお気に入りの喫茶店で一服する時間であったり道端の草木を愛でる瞬間であったり, 途中の秘密のお買い物であったり美味しい昼食であったり仕事終わりのワン缶であったりと様々な選択肢が在るうえで、私の日々における心身において最も重要なのは “ 愛する品々 ” を “ 心地良く ” 纏い、可能であれば “ 可能な限り削ぎ落し ” 軽やかに過ごすことでして、となりますと例え寒さ厳しくあろうともこの季節は大変に大変に宜しいのです。
時に冗談めいて “ 棺はカシミアにしようと想っている ” などと相も変わらず全くもって成長の欠片も見受けられないくだらないことを口にさせて頂くことがありますが、あながち冗談ではないほどに私はカシミアやウールといった獣の毛に魅了されてだいぶ経ちます。その滑らかさや軽やかさ, しなやかさや暖かさ, そして素材表情は紛れもなく私の人生に欠かすことのできない存在であり ( 今一番行きたい土地は内モンゴルです ) 、弊店におきましても不定期に御提案させて頂いている存在なのですが、今期におきましてはそれらを皆様方の親愛なる皮膚へ直接乗せることを改めて御提案させて頂けませんでしょうか?それには前述の通りスタイルうんぬんではなくライフスタイルが大きく関わりますので皆様方に等しくとは申しあげられませんし、そもそもにおきまして肌相性から叶わない御方もおられることと想いますが、諸々が叶いましたら機会ございましたら御検討頂けましたら幸いです。
なお今期は上半身に留まりませんでして、下半身に加え弊店初となる手の衣類, いわゆるグローヴの御提案が叶いましたこと、御報告させて頂きます。
New arrival, 親愛なる皮膚へ
カシミアないしウールのセーターを肌に乗せ, カーディガンを羽織り, コートやジャケットなどを羽織った装い ( その他防寒具は適宜 ) にて弁当箱と財布と鍵だけ持って仕事に向かうことが、今の時期に私が行える最も有効的な心身の整理整頓です。
SURR by LAILA 福留
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私は其の時期に ” 旬なもの ” を愉しむよりはいつでも如何なる時も ” 好きなものを好きなだけ ” とまだ未熟な考えな上、今後も其れなのかは歳を重ねて理解出来るのかさえ判り兼ねるのですが。例えば、定食屋さん昼食をと今旬のカキのフライがあろうが、経験済みの間違えない鯖味噌を食べたいと思いますし、コンビニの豆腐素麺や某チキンフィレセットにはまれば一週間毎日食べようが損した気持ちにはならずそのルーティーンを愉しむような人間です。逆を言えばある程度の周期は全くと言っていい程他のものが見えなくなり、お気に入りだったチェスターフィールドコートを気付けば3年程袖を通していなかったり、毎日履いていたコンバースを覚えのない程履いていなかったりするのですが、最近漸く波が押し返して来まして改めて両方愉しめたりと気分と言ったら其れまでなのですが、好きなものの普遍的な立ち位置は変わらず、好きな時に愉しむ姿勢は結果的に長くものを愛する・大切にするように想え、最近保釈された私の中ではいつまでも旬なラッパーの自己紹介の歌い始め同様に ” すきなものすき ” と言えること素晴らしさを心から想えたりします。
昨日の福留の綴りに共感できる ” 旬なもの “ 。
ウールでもカシミアでも混合されたものでも、 この時期にしか味わえないのはニットという存在はまさしく旬を感じさせくれます。私も過度な重ね着は好みではなくインナーシャツ・ニット・ジャケット又はコートで事は足り、この時期の急な仕事終わりのワン缶にも対応。化学繊維を使用したインナーよりは自然から生まれたニッティングの方が温かく肌に寄り添う気がしてと言いながら想像以上の寒さに震えながら呑む時もありますが。
学生へ向けた提案からものづくりに至ったものや、王宮御用達な逸品、イタリー創業の英国製に拘る変質的な生産背景、詳細不明なものまで。糸から製品へと素晴らしい一貫したものつくりを持つ生産背景の御品々ですが、弊店には当たり前の様に顔を揃えていることは少しばかりの違和感すら感じてしまいます。私もヒートなインナーよりは肌に乗せた際に起こる、フワッと暖かみのある肌に刺激の無い極上素材はいくつあろうが足り無く感じてしまう、衣類に対する装うとはまた違った ” 生活する上で気持ちの良い装備 ” としての旬なものがニットであり、好きなものがニットであれば、其の差は近しくて遠く感じましたがどちらでも等しく生活の一部に取り込んで頂ければ幸いで御座います。
SURR by LAILA 鈴木
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