私も日頃から右手に 2 つ 、左手に 1 つ 最早していないと心が落ち着かない程指輪という装飾品を好み、身に着ける事により一つ自身と申しますか、アイデンティティ的側面と共に、少しは遊んでる人の様に見えないかなと、邪心もあったり心を豊かにする自分自身のパーツの様な、ある種矯正の様な。上記年代の推測にあたり自身の付けている指輪はいつのものかと調べてみると 76 年に英国で制作されたもので気持ちが昂り、じゃあ友人から譲り受けたお気に入りのブレスレットも調べてみようとした結果、イタリアにある既存の何とも言えないジュエリーメーカーで落胆したりと、調べなきゃ良かったななんてと思いつつ歴史のあるメーカーだしなと自分を無理やり納得させて綴らせて頂いています。前回の福留の綴りの通りジュエリーは ” 面 ( つら ) ” の重要性、年代・国に関わらず好きなデザインものを好きな時に装備する愉しさを贅沢に感じ、是非自分自身への年末の御褒美なんて如何でしょうか。割と人は手を見ているそうですし。
洋服にも精通しますがサイズが合うと厄介な品々、推しメンはこちらで御座います。
SURR by LAILA 鈴木
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大振ヘリンボーン × オリーブボタン。同色の袖口から覗くオリーブニット、自己満足を愉しむ、馴染む地味な色合わせ。
80s Ermenegildo Zegna double-breasted chesterfield coat & 80s Missoni wool sweater , paisley.
99 – 00 AW Driesのコレクションは袖の長いデザインが特徴的。ワークディテールの袖口からドレス要素たっぷりのカフスシャツ、カフスを敢えて閉じずに例に習って大胆なレイヤード。
99 – 00 AW Dries Van Noten velvet tailored jacket & 80s Valentino dress shirt.
ミリタリーならではの無骨な袖口、男気溢れるストラップ、対照的な繊細マルチカラーニッティグ。
40s French military motorcycle trooper coat & 80s Missoni Uomo wool cardigan.
贅沢なカシミアジャケット × カシミアニット。鮮やかなコントラストと織りを愉しむ、アメリカンニットポロにイタリアンテーラーを羽織る。本来交わらない可笑しなバランス。
80s Brioni cashmere tailored jacket & 90s POLO by Ralph Lawrence cashmere knit shirt.
個人オーダーならではのカフスの様なディテールにイタリア生まれのタフなニット。防寒性抜群、ツイードの色調から一色掬った色合わせ。
70s Burberry ‘ s “Harris Tweed ” bal-collar coat , personal order & 80s C . P . company geometry knit sweater.
ちらりと覗く袖口からのニットやシャツのバランス。色彩や素材のコントラスト、気温の低下から着込むことの多いこの時期にしか味わえない素材感と寒さを凌ぐ為に締め切ったフロントボタンによりインナーが隠れる為、袖口のレイヤードに目がいってしまう今日この頃です。
90s Loro piana chesterfield coat & 80s Missoni knit shirt ,
70s Hermes ” Buckle sellier ” silver bracelet ,
50s British 9K yellow gold 25 diamonds ring , 50s France 18K yellow gold & 4 diamonds ring.
更に袖口の愉しみ方、冬の装いこそジュエリーを引き立てると。ニットのリブから覗くブレスレットなんて最高に男性的且つエレガンス。ヘビーウエイトな素材のコートにも指先に光る繊細さが映える季節だと感じます。昨日、国立新美術館でのジュエリーメーカーの展示を観覧しましたが、それにより特定のものが無いもののジュエリーへの欲求が抑えきれずにいる為、非常に頭を悩ませています。
ニットもコートも欲しい。
プレゼントも考えなければ。
愉しくも嫌な季節。
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御自身で御自身に向けて品を御認め頂くのは言うまでもなく弊店の日々において最上の栄養素ですが、千が一つに万が一つに “ どなた様か ” に向けて御認め頂けるとしたらまた異なる風味にて心から光栄に想いますし、何度も使える魔法の呪文 “ これで今年も買い納めだから ” を唱えつつ御自身に向けての一つに出逢って頂けましたら、言うまでもなく恐悦至極に想います。
例年と同じくささやかに密やかに御提案させて頂く Gift の編集、本年は Antique fine jewerly の区分に集約と相成りました。これまでも不定期に御提案させて頂いておりますそれらは世界中に屈強なコレクターと愛好家が数多く存在致しまして、そこでは仮に言葉が通じずとも素材特徴や盛り込まれる要素が共通言語となり、一切と添えて差支えが無いほどに揺るがぬ価値として人々を魅了し続けておりますが、2016SS 期に初めて御提案させて頂いてから一貫して弊店はヴィクトリア期であろうと 60 年代であろうと, 9 カラットゴールドであろうと 18 カラットゴールドであろうと良いと想った品であれば等しい熱量で “ ほぅ ” と呟く直感判断制度を勝手ながら用いらせて頂いておりまして、金無垢やダイヤモンドやサファイアといった素材と価値と存在意義を踏まえたうえで、それら共通言語を排して向き合ったうえでそれぞれの “ 顔 ” から得られる感情にて選ばせて頂いているのですが、どのような顔を好ましく想うかは旅によって異なる傾向が年々に強まりまして、今期は質量が少ないようで在りながらも石の要素性や装飾性が盛り込まれた有り体に言えば一見すると物静かな面々が揃いました。傾向は向き合う瞬間には一切意識致しませんのでこのような編集にて初めて一つの形と成ったことで “ あぁこういうことか ” と想った次第でございます。
New arrival, 物静かな Gift
決して露出が少なめに成ろうとも、衣類などなどが重々しく成ることで産まれる素材表情との繊細なコントラストから私は冬の時間の方がジュエリーを身に着けるのが愉しい性質です。
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