いつもSURR、DE CHIRICO及びLAILA CO.,LTD.各店を御愛顧くださり誠にありがとうございます。2023年の営業は 12/28(木)19:30をもちまして終了致しました。2024年は 1/5(金)12:00 より、以降通常営業再開となりますのでどうぞ宜しくお願い致します。なお、お休みの期間中に頂いた御問い合わせに関しましては営業再開の1/5から順次御対応進行させて頂きますこと、御了承くださいませ。
今年も例によって大掃除など諸々が完了したSURRにてこれを書いています。去年はバッテリー不調で思うように動かなかったポリッシャーでしたが今年は新バッテリーによって大活躍、今までで一番ピカピカの店内になってくれたと同時に今までで一番膝が痛いです。来年は膝当ても必要かしら、ずっとテディベアみたいなポーズで床磨かなきゃでしたから。あと今年はMYワードローヴに以前入手したロイヤルエアフォースのメカニックワーカーオールインワンがあったことを想い出せたのもピカピカの要因でしょう、これほど大掃除にうってつけのプロダクトはないですね、恒例化確定。
今年の新作御披露目はのべ523点で撮った写真は計2563枚でした。来年はもっと沢山御披露目したいですがなんかいつからか決め打ちみたいな感じで撮るのが好きになってしまって、構図は練るけど撮るのは一枚みたいな、なのでシャッターを切る回数は減らしたい。地味な目標。
皆様、無事年内買い納めは済まされましたか、もしくは来年の買い始めに移行でしょうか。いずれにせよ引き続き心と身体と日常を豊かにする何かしらに出逢って頂きたく思うと同時に、その中に一つでも弊店の何かが入れるよう願わせてください。私も今月の頭に“これで買い納めかな”という嬉しい出逢いがありましたが実際にそうでした、しかしながら今年のベストバイはファッションアイテムではなく椅子、折り畳み椅子だったのです。
かねてから欲しいなぁと頭の片隅にあったイタリアンプロダクトながらなかなかどうして長らく決心が付かずに宙ぶらりんになっている状況で前回の旅順にてパリのポンピドゥーセンターで写真の歴史展的なエキシビションが開催されており、ちょうど半日時間があったのでこれは行かなきゃと数年ぶりに訪れて、大いなる刺激と図録を持ち帰って大満足していたら飾ってあったのです、その折り畳み椅子。そしたらもう駄目ですよね帰国して即取り扱い店のMOMAに電話して希望のカラーを取り寄せてもらって、ちょうど大きな事務業務が終わったタイミングで入荷の連絡あり、勝手ながら自己御苦労様品として購入したのですが、いざSURRの空間に置いてみるとまぁ使いやすい使いやすい。プロダクトとしての好みと歴史が裏付けた座り心地の良さは言うまでもありませんが、もしかしたら店頭オぺーレーションでも有利なんじゃないか折り畳み椅子と予想していたものの、ここまで便利だとは思いませんでした。SURRにとって最適な椅子は折り畳み椅子だったのです。ようやっと気付けましたよ、ありがとうジャンカルロ・ピレッティさん。
未曾有のヴィンテージ人気でありどんどん“良いもの”を見かけられない触れない昨今ですが、弊店にとってはまだまだ心躍る品が世界には沢山ありますしもっと心が躍れるよう様々更新したい所存ですので2024年も新たに出逢えるよう発見できるよう、仮に“全世界素敵顧客様選手権”があったとしたら相当上位に食い込めると常々妄想するほどに弊店はかねてから御客様に支えられて成立してきた店ですので、そんな皆様に少しでも御納得頂けるよう及第点を頂けるよう精進致します。2023年も本当に本当に御世話になりました、2024年も機会ございましたらどうぞ宜しくお願い致します。
2024年最初の御披露目はこれらとなります。元日明けからインスタグラムにて告知致しますので今年もほろ酔いもしくは泥酔状態にて御査収頂けましたら幸いです。それでは皆様、そして皆様の周りの方々、良き御年をお迎えくださいませ。
SURR 福留
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のべ523点の新作を御披露目した2023年、締めはこちらです。
New arrival,Vintage Hermes products.
明日23日(土)12:00より、年内営業も残すところ土曜から木曜の6日間となりました。皆様引き続き御自愛くださいませ。
SURR 福留
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弊店にとってこのラベルの存在意義は大変に大きく、それがBurberrysと並ぶとなるとそれはもう稀有と言うかちょっとした事件と言うか、尋常ならざる意味合いを有します。世界に数台しかなAi織り機にて生産効率を度外視してまで高品質な生地を製作し続け、Hermes社すらも虜にした今は無き英国田舎町の生地メーカー,Moorbrook。そのウールカシミアフランネルを用いた80年代Burberryのバルカラーコートでミッドナイトブルーカラーなんて素敵でないはずがありません。しかもこちら、これまた絶妙な個性を有するのです。
それはサイズ。表記UK46となるとXXL,いやXXXLほどでしょうか。この系統において特出したBIGサイズな御陰様で相当の生地量を有していまして、御散歩をテーマに設計されたがゆえフンワリが特徴でありゆったりと着て然るべきバルカラーコートではありますが、ここまでドラマティックなドレープを楽しめる個体には出逢えません。言うなればシルクやナイロンと言った軽量素材を連想させるほどの滑らかさですが、実際問題カシミアを10%含んださりげない光沢のウールフランネルですから話が違うというもの、良い意味で眼がバグるテクスチャーなんです。そして素晴らしいのはここまでの生地量でありながら重くないという点、ここにもやはりロストテクノロジー的なMoorbrookフィロソフィーが潜みますね、虜になるわそりゃ。ヴィンテージの世界で時に出逢える“当たり前ではない一品”、こちらは特に です。
New arrival,80s Burbbery wool cashmere bal collar coat by Moorbrook.
身長172cmの私が着ると足首近くまで丈がきますがイッセイ先生のコートみたいで逆に格好良い。ヨーロピアンクラシックの王道設計かつ文句の付けようがない上質なテクスチャー(でもわざとらしくない自然な感じなんだ、これぞ本物)で先生のモード感を味わえるなんてお得過ぎるっしょ って感じです。それこそつい先日身長160cm代の女性がお試しくださいましたが超格好良かった…もちろんマキシ丈でしたがとっても素敵でした。
SURR 福留
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