




元々は視力矯正を目的とした道具だった眼鏡にファッションという要素性を付与し存在価値をアップデートしたアイウェアデザイナー,ヴィクトール・ヴィチャッチィ、今では当たり前になった御洒落としての眼鏡やサングラスも彼の哲学があって生まれました。余談ですが時を同じくして英国でも道具の眼鏡にファッション性を付与するアイウェアデザイナーがいたのですが、時にこのような文化の進化は偶然かな異なる場所で同時多発的に興るようですね。
Yves Saint LaurentやChanelやChristian Diorといった名だたるフレンチメゾンのアイウェアデザインを手掛けるのと並行して活動した自身のアイウェアブランドVITO Parisの存在は前述ゆえそのカルチャーにおいて極めて重要な存在にも関わらず日本国内ではほとんど見かけることがないのは私にとって密やかなささやかながら確かな喜びですので、クラッシックSTYLEであると同時に数々のメゾンデザイナーを満足させた独自の装飾理論が詰まった良い意味で癖の強いヴィンテージフレームを以前よりひっそりと御推奨しておりますが、この度も僅か五本ではありますがデッドストックで御提案致します。ちなみに明るいブラウンのラウンドフレームはVITO Parisではなくフレンチフレームではありますが、同国のカルチャーということで差し込みましたこと御了承をば。

New 50-60s VITO Paris deadstock frame Selection
SURR 福留
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XXLという表記以前にデカい。オーヴァーサイズとかビッグシルエットとかファッション目線的な言い換えはいくつかあるけれど、でもあえてデカいと称したく成るくらいにデカいのがこちらのヴェルサーチェによるレザーボンバージャケットです。
だから自ずと襟もフラップもデカくなるしステッチ幅も際立ってまるで中型巨人の服かのようにそのまま拡大されたバランス感はこれまで幾度かのモードアプローチで目にしてきましたが引き続きやはり新鮮な印象。御覧の通り老舗Levisの大傑作スタイル雛型にヨーロピアンモードカルチャーならではの積極的な立体形状と拡大解釈によって何周も巡って大雑把な良い意味でギリギリ感もある第一印象を抱かせてくれるのですが、その攻めの姿勢が何を示すかというと圧倒的な“今の風”、数年前から吹き続けて今年も間違いなく吹き荒れるであろう“今の風”のフーってやった口元がこれ みたいなもん。

New 90s Versace JEANS COUTURE Levis-style leather bomber jacket
ほら、デカいでしょ?最高じゃない?
SURR 福留
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私はこの生業においていつからかパーツに注目しなくなった。もちろんどうでも良いわけではなく向き合って各所を認識する際に確認はするのですが、ジッパーがどうとかリベットがどうとか,いや特にジッパーですね、注目する人が一定数いたり中にはとてもこだわられる方がいたり時にとってもお好きそうに語る方がいたりして、そうすると私が楽しみたい角度のファッションではないなって着て格好良い楽しいモテたいのファッションではないなって思うようになってから過度にパーツに注目しなくなったしフォーカスを当てることもなくなりましたが、このパーツはジッパーは流石に猛烈に格好良い。




1940年代のバイカーレザージャケット。自分なりに精一杯ある程度の期間フレンチカルチャーと向き合ってきましたが、ここまで古いバイカージャケットとは出逢ったことがありません。もちろん服飾史的に考えても存在していて然るべきプロダクトなのですが、もうだいぶと前から60sですら物凄く珍しくなった状況において更に更に遡る40sプロダクトって本当に探せませんし変な言い方ですが探していません。厳密に言えば探せるのでしょうがそれに要する労力と入手できる成果を天秤にかけたらとてもじゃないけどビジネスができないし心が保たない、だから猛烈に求めていますが探していなくて本当の意味での出逢えたらとにかく幸運、ただそれだけ。そんな状況・心境になってもう何年も経ちますが都度ふと冷静に考えて独りごちます、60sプロダクトって言ったら大体60年前だぜ?人間だとしたら物凄くちゃんとした年齢だぜ?って。それでコンディションやらサイズ感やら現代目線で格好良いやらの条件を求めるって改めて考えてみるととんでもないこと言ってるなって、自分で自分を鼻で笑っちゃいます。



で40sプロダクトですから単純換算で80歳、よくぞまぁこんなにシャンとした骨格と肌で残っていてくれたものです。もちろんレザー特有の風合いは各所に生じていますが着用には支障ないし栄養を普通に与えただけで驚くほど上品に仕上がってくれましたので弊店感覚ではほど100点満点のGOODコンディション、嬉しいことに御洒落過ぎる千鳥格子のウールライニングだったり脇部分だったりもとってもとっても綺麗な状態なんです。でも何よりも大切なのはファッションとして格好良いか否か、80歳に対して何言ってるんだって話ですが。

New 40s French leather biker jacket
怪物でした、どうもありがとうございます。アメリカを正々堂々と模したアメリカンSTYLEながらややばかりコンパクトでさりげなくワイドな襟や違和感抱くくらい空間が広めでフラットな胸部や特にミニマムなポケットの意匠性や立体感の強いパターンメイクや広い肩部分によって自然と落ちるショルダーラインによってちゃんとバイカージャケットだけどどことなく柔らかなムードがどこまでも果てしなく徹底的に“フレンチ”。
こんなにも古くてモードカルチャーなどではない着飾るためのファッションではないバイク乗りのレザージャケットが近代に至るまでの様々なモードカルチャーとリンクする、これだからヴィンテージカルチャーは楽しいし嬉しいし、何より夢があります。
SURR 福留
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