European Levis / Diary1382
27.2.2026

スーツスタイルでヴィンテージやアンティークを取り扱いというコンセプトを休止し勉強しようとカジュアルと向き合い、それまで私的に好きだったものの仕事では一切穿いていなかったジーンズを穿いてSURRに居るようになってから数年経ちますが、今私は自分でも信じられないほどにヨーロピアン・ヴィンテージリーヴァイスにどハマりしています、なんなんだ というくらい。トリガーは元々いつか欲しいなと長年薄ぼんやりと思っていたものの特段積極的に探すというわけではなく、でもふとした機会に出逢えたフレンチリーヴァイスのブラックジーンズ。よしよし目的達成、はてさてどれくらいのワードローヴになるかな?と気楽に向き合ってみたらまぁ大変、今では週のほとんど登場するメインメンバーになってしまいました。

私はかねてよりヴィンテージリーヴァイスのジーンズと例えばバブアーのINETRNATIONALとかフレンチワークジャケットとかヴィンテージレザージャケットとかを絶対に組み合わせなかったんです。理由は自分にとってそれらの属性が同じオリジンヴィンテージで、言ってしまえばリーヴァイスのデニムジャケット×リーヴァイスのジーンズや上下Hermes hommeみたいなもので世界観が同じもの同士のセットアップという組み合わせを自分自身では頑なにしたくなかったから、昔からずぅっと。でもフレンチリーヴァイスのブラックジーンズはバブアーともフレンチワークともレザージャケットとも無理なく組み合わせることができました、何故ならヴィンテージリーヴァイスであるもののどこかフレンチ特有のファッションの香り,自然体な御洒落感が漂ってくれるから。正直に言って何がどう違うのかを仔細知らないので滅茶苦茶に着まくった野生の勘みたいなものなのですが、しかしながらMADE IN FRANCEと刻まれているのは事実だし糸も染料もパターンも本国MADE IN USAのそれと同じかというと違うはず。その点がこれまでの私の見識を優しく力強く覆してくれ、ファッションの楽しさをアップデートしてくれたのです。

ということで例によってヨーロッパ各地のコレクターに協力を仰ぎ例によってひっそりとヨーロピアン・ヴィンテージリーヴァイスをセレクションしましたので御興味頂けましたら宜しくお願い致します。

 

ちなみにヨーロピアン・ヴィンテージリーヴァイスと言っても本国MADE IN USA企画をヨーロッパ目線で踏襲したクリエイションと、それらを踏襲しないゼロベースからのクリエイションがあるのですが、後者は数えられるくらいながらこれまでに弊店でも御提案してきました。今回のセレクションにも幸運ながら二着のみあるのですが変で最高なんだ、これがまた。

 

 

 

競合他社のアチラ宜しくなワークカルチャー感満載のハーフコートカバーオール設計のこちらは明らかなるライトオンスの生地にヨーロピアンオリジナルの設計や意匠と本国のパーツが入り混じる良い意味でカオティックな世界観。これらは後のLevis RedやMADE&CRAFTEDの母体でして、その時代になるとパーツなども本国と区分けされるのでこの混沌感とユニーク感はマッチングはこのクリエイション背景,この時代ならでは、私はなぜだか愛らしさを色濃く感じてしまいます。このプロダクトデザインとして明らかなる本国との差異は多角的な近代リーヴァイスなら理解できますがこちらはしっかりとヴィンテージな1982SSクリエイション、楽しい。シルエットやスタイルも当然ながら既存のヴィンテージリーヴァイスと全然違くてファッションの風が吹きます。

 

 

はい出ました何これー。上のは創造的ながらデニム素材なので合点が行きますがこれはピケだしシャツにしてはジャケットとコートの中間みたいな不可思議なプロダクトバランスだし裾のロゴはLとVとUだけなんかデカいし1997AWコレクションって言われてもーって感じでもう“ゼロベースのヨーロピアンリーヴァイスです”とかうんぬん抜きにして単純に面白い、そしてただ癖と個性があるのではなくファッションの在り方としてしっかり成り立っている、だから単純に格好良い。こういう優れたヴィンテージプロダクトには本当に癒されます、あとシンプルにホワイトトーンのピケがめっちゃ好きなんです私は。あとXLサイズ表記ってのも幸運なんだろうなぁ、オーセンティックブランド特有の素直なサイズバランスなので単純に大きいんですよね、それが良き。

 

 

 

 

 

New 1982SS&1996AW Italy Creation Levis

 

引き続き面白いヴィンテージを通じて2026年のカジュアルを楽しみましょう。

 

 

SURR 福留

Denim On Denim / Diary1381
26.2.2026

 

70s Levis 66前期 505と90s Armani Jeans work-style shith。ほんの少しだけ近い。でも、基本的には遠い文脈にある。 私自身、所有しているデニムパンツはほとんどリーバイスなんですよね、デザイナーズとのミックスが丁度いいというか、心地いいというか。 なので、今回はこちらの2着を使った3スタイル。

 

 

 

 

この感じにレザーローファー、ハイテクスニーカーなんかもいいかもですね。

 

店頭にあるBottegaのジャケット。締まりがほしかったので、シャツのボタンは全締め、ネクタイ巻いてもいいし、大きめのバッグとか合いそうですね。

 

ポイントはポケットに付けたブローチ。ただ羽織ったって思われたくなく、少しのこだわりを残したくて。

 

最後は全身デニム。なんかいい古さだけ残って好きです。何履こうってワクワクさせてくれます。

 

 

デニム地の衣類は他にもご用意がございます、ご自身のお好みの色味、合うサイズを是非お探しに来てください。

 

 

SURR 古川

When your own initials are enough / Diary1380
20.2.2026

この設立直後に紙面を飾った広告の言葉に沿って徐々に認知を広げ1980年代には多数の顧客を抱えるようになったもののその後の販売戦略によってロゴを装飾として押し出してから低迷し経営難に陥った当時のBottega Venetaを救ったのはトーマス・マイヤーという一人のドイツ人ファッションデザイナーでした。

Sonia RykielやHermesといった名だたる名門で経験を詰んだ彼がトム・フォードからの命を受けて就任したのは2001年のこと、元々は名が現す通りVeneta(イタリアのヴェネト州)のBottega(職人工房)という存在だった同ブランドを在るべき姿に戻すべく躍進し、装飾ロゴの廃止だけでなく設立直後の広告と創始者考案のイントレ・チャートを再象徴化やファインジュエリー,ファニチャー,テーブルウェア,フレングランスなどといった分野に進出しブランドの在り方を拡充、2006年には職人の養成学校を開校しイタリアの財産でありボッテガの基盤である職人技術の伝統を永遠に守る取り組みを行っています。

最上質な素材,卓越した職人技術,現代的な機能性,時代を越えるデザイン。以上の4つを哲学とした彼が2006SSから始動したのがBottega Venetaにおけるメンズのプレタポルテクリエイション。後年のダニエル・リーやマチュー・ブレイジーによって一層の人気を博すBottega Venetaのメンズクリエイションですが発起人はトーマス・マイヤーで彼は十七年間という長い時間をかけてイタリアの財産であるヴェネト州の職人工房という土壌を耕し続けたのです。

 

 

 

2007SS

 

 

2008SS

 

 

2008AW

 

 

2009SS

 

 

2010AW

 

 

これよりSURRでもトーマス・マイヤーによるBottega Venetaのメンズクリエイションを可能な限り遡ってひっそりと御提案致します。Sonia Rykielで培ったメンズの世界とHermesで培ったウィメンズの世界、それにマイヤーの独特なスタイル哲学と色彩哲学がマリアージュしたうえでBottega Venetaという職人至上原理に則って産み出されたファッションの世界観、現代の目線で捉えてもはっきり言ってかなりかなり独特で堪りません。良い意味で近代の同ブランドとも異なりますが皆様方でしたらそこに潜む源流性を感じ取って頂けることと存じますのでその他のモードカルチャーと同じく良い意味で直感的に向き合って頂けましたら幸いです。

 

 

 

New 2007-2010s Bottega Veneta by Tomas Maier Selection

 

“When your own initials are enough” 自分のイニシャルだけで充分。

 

 

SURR 福留

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