私的感情多めの新作に / Diary1038
10.3.2022

恐れ入りますがなってしまいました。例えば



レザーパンツ。これははっきり申しあげまして素直に申しあげましてCHIRICOディレクター鈴木からの影響です。これまでも幾度が御提案してきたレザーマテリアルのパンツは私にとって格好良い対象でしたがリアルな対象ではありませんで、そもそもにおいて私は着るアイテムの選択肢が少ないのでレザーパンツに限らずこの生業においても御提案・御推奨するとてそれがMYリアルか否かは様々はっきりと分け隔てられており、リアルだからこそ感情的に成ってしまいますし、リアルではないからこそ感情的に成ってしまっておりました。というかレザーパンツなんて選択肢も少ないし出逢いの機会も少ないですしね。
しかしながらCHIRICO鈴木と仕事をしていて時に彼がレザーパンツという存在を仄めかしてくれたおかげで今では私にとってもレザーパンツはリアル対象です。メッチャ格好良いぜ。肌がもう一枚被さる保護力ゆえでしょうか、この底知れぬ着用時の安心感は。

 

 

 


1991年カナディアンアーミー / ポケットの形状、設計、各所の機能装飾。相も変わらずのモード・ムードですね。幸運にも完全未着用品にて御提案させて頂きます。

 

 

 


2005年ドイツ警察 / ミリタリーでもなくワークウェアでもありませんが、特性上その両方を備えるポリスユニフォーム・ヴィンテージという世界。機能性と実用性への追及は尋常ではなく、かつ全てに注がれる高水準な美意識。アタッチド・フリースライニングに本体のライナーがゴアテックス、スナップボタンまでリフレクターですよ?異常なまでに高機能です。

 

 

 

そしてこちらも私的感情盛り盛り。



まぁそもそもにおいて全てを私が探し求め,選び,御提案しているのでどれのどこをどう切り取っても私的な感情が関わるのですが、こと私自身の生活や極めて限定的なスタイルにマッチする品となると特に私的感情が盛り込まれてしまいまして(まぁ単純に欲しいってやつですな!)、例えばこちらの1998AW PRADA Uomoニットジャケットは私にとって抜群にデイリーでリアルなスタイルでしたので、1月末の御披露目にてすぐに旅立ってしまったことやとても好きだったことを譲ってくれたコレクターとの雑談時に伝えたところ“実はこのモデルは一着自分用にプールしていた”と譲ってくれました。ラッキー。普段はコレクター本人が着ている品など声を掛けて譲ってもらうことはあるのですが、向こうからの案内は稀ですので、愛が伝わったと一人ガッツポーズでした。
平面というデザインコンセプトに伴うベルクローパーツやスリットポケット、開けて良し閉めて良しどっちでも良しでどっちも良し、ウール70×カシミア30で軽くてエレガントで自然体にタフな素材感、そもそも純ニットプロダクトでありながらテーラードジャケットの形状。私的感情大爆発で120点のファッションプロダクトでありラフスタイルプロダクトです。

 

 

以上。今週の新作群でございました。暖かかったりしっかり寒かったりな日々ですね。皆様引き続きしっかり御自愛御自衛なことと存じますが、何卒お気を付けくださいましね。

 

 

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