謹厳実直 / Diary060
22.10.2014
こうも寒く雨降りで、室内に音楽が充満しているとなれば物との対話が捗ります。
本日のお相手は英国気質で謹厳実直な一足。
スポーツに対しての造詣深さも英国らしさの一つですが、本日の種目はゴルフ。
フロントの羽は元々、砂の侵入を防ぐために発展した
キルティタンと呼ばれるディティール・デザインで
一目で分かる特徴性から、ブリット・トラッドの一つとして親しまれています。
しかしながらローファーにおいては、タッセルとセットにされる事がほとんどの為
今回のような単体での主張は、実は非常に珍しい。
その豪奢ながらミニマムなスタイルによって、シェイプやカーブの美しさといった
靴本来が持つクオリティをより強く感じて頂けるのですが、
それもそのはず、こちらはエルメス有するジョンロブの靴を製造していた時代のもの。
トップメゾンが惚れ込んだクオリティをそのまま味わって頂ける一足なのです。
80-90s Edward Green, kilt loafers
以前のご紹介と同じく、各部見事なレザークオリティ。
静かに何気なく、このブラウンレザーを足元に配するだけでスタイルが変容します。
今の時代は秋冬にもローファーをお楽しみ頂けるので、良いですね。
SURR by LAILA 福留
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