2017 S/S First entry / Diary362
20.2.2017

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2/18(土)より、Spring&Summerのフルラインアップとなっておりますが、おかげさまで大変にご好評を頂いております。
初日は多くのお客様がいらして下さったみたいで(あろうことか私は休みを頂いておりました)、大変に嬉しく思う次第です。この場を借りて先ず、御礼を申し上げます。
「原点回帰」と、今回テーマを設けさせて頂いてはおりますが、私としましては店長としてSURR by LAILAに就任してから初となるシーズンチェンジ。このタイミングがいずれ原点になるであろうと勝手ながらの想いを抱いております。
そしていつもの如く、充実したラインナップを前にお客様の目線でも非常に愉しませて頂きました。
店長である以前に、ファッションが好きでたまらないひとりの男として、1着の服と向き合う姿勢というのも軸として保たせて頂きたいと思うのですが、それを皆様に御伝えする場であるこのDIARYにおいて、“何を”、“どこから”、エントリーしようものか、贅沢ながら悩み苦しんでおります。
走る想いを抑えながら、先ずは本日のエントリーと致しましょう。
 
2017 S/S First entryから、早くも化け物を。
 
 
 
 
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触れるもの全てを驚嘆させる上質の極み。
しっとりと滑らかで、肌に吸い付く目の細かさ。
しかしながら驚くべくはシボ革という選定。
此れがまさか、とお気持ちは分かりますが、圧巻する素材力は扨措きながらもトムフォード氏にかかれば其れに構築美と設計美が加わり、一言で表すならば、「最高」です。
素材力を最大限に活かすべく用いた手法は、先ず裏地を排除、さらに切りっぱなしのカッティングに対する細かなソーイング。そして気を配るは“重量の均衡”。裏地を排除することで獲得されるは軽量さ。そこに前立ては2cm幅のダブルジップに大きめのジップフラッグは適度な重量感があり、其れこそ均衡が保たれるバランスを獲得するべく用いた1手は、他メーカーのプロダクトを用いないという事。というのは語弊かもしれませんが、十中八九の推定で、色味、重み、滑らかさ、形状ともに他メーカーに“イメージに対して適うものが見当たらなかった”ので、オリジナルで製作という拘りを貫いたのでしょう。奇しくも“ジップ”を愛おしく感じたのは、私が偏愛する80s初期のバブアーを除いて初めての1着。
 
 
 
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機能面のみを追求するならば、おそらくダブルジップの仕様も重量のあるジップも不必要。
一枚の極上な素材を目の前に、一切の妥協と迷いのない美しさを追求したこのプロダクトは、雨にも強く、極寒を凌ぐようなワイルドライフには適合しない内容を保持しておりますが、そこにはやはり “男性らしい美” のみが静かにそして強く佇み、砕かず一言で表すならば、やはり「最高」のプロダクト。作品力は然ることながら、1着のレザージャケットとしての魅力を是非ともご体感頂きたい。
 
このクリーム色の逸品を手にしたその夜は、絶妙な長さに設計されたアームの先からいつものリングを光らせ、どうぞ美酒をご堪能下さい。
 
 
 
 
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early 00s GUCCI by TOMFORD double leather jacket with perfect condition

 

 

SURR by LAILA 小林

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