ニットとジュエリーの関係性と少しばかりジュエリー話を / Diary342
22.12.2016

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1800年代のヴィクトリア期、1950年代のシンボルピース、1960年代のパワージュエリー、1930年代の金無垢、某メゾンのスピリチュアルデザイン、ジュエリーのラインナップとしては常に様々と。其れはひとつの編集によってスクイーズさせて頂くことも御座いますが、弊店のコンセプトとしましては横軸も縦軸も広く広く、ご提案をさせて頂いている次第です。
そしてアクセサリーではなく、あくまで“ジュエリー”という響きに拘りたいのですが、其れは男性の心持ちとしまして常にラグジュアリーな片鱗を保つことは素晴らしくも紳士的である、と、我々は理解していると同時に、常にご提案を続けてまいりたいと思う次第でして。
 
その上で、わたくしのエディットとしましては、ジュエリーといいましてもそう堅く身構えず、其れこそフラットな目線というのを常に御持ち頂き、ひとつの作品ではなくあくまで日常に昇華させるモノであるということ(そこには特別な思い入れを付加させることができれば最高ですが)をご理解頂くことがご提案させて頂く上で最重要であると認識をしておりますが故に、今回はその様々“ジュエリー”と、1年の約半分は寒いこの島国で大半の方が着用するであろう様々“ニット”に焦点を絞り、編集させて頂きました。
 
砕いて一言にまとめますと、「このニットに、あのジュエリーを合わせたら」です。
おそらくビジュアルのみで十二分にお伝えすることが可能かと存じます。
シャツやジャケットのみならず、例えばニットとジュエリーの関係性を、ご理解頂きましたら、
 
 
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30s French 12k pure gold ring
       ×
80s Valentino wool crewneck knit
 
 
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60s JacobHull power bangle
60s JacobHull ring in stone
      ×
80s Issey Miyake balloon knit
 
 
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50s Masonic 10k ring & red glass
50s OMEGA self-winding watch “Seamaster” with 50s Metal band
         ×
80s Saint James wool crewneck knit
 
 
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60s JacobHull power bracelet
late1800s〜early1900s “Bretagne a ma rie” gold & silver ring
        ×
70s Pringle cashmere Vneck knit
 
 
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80s GUCCI spritiual necklace
 
ネックレスというカテゴリーに置いて真っ先に頭に浮かぶのが、1973年公開の映画「Scarecrow」のアルパチーノでしょうか。
Scarecrowでは、ジーンハックマンがそれは素晴らしい演技力を披露するのですが、と、書き出したらジュエリーどころではなくなるので戻しますと、通称ライオン役を演じたアルパチーノ(因にゴットファーザーⅠの翌年ですので若いです)が作中序盤にネイビーのニットにシャンブレーのシャツを合わせ、そこにお守りのようにネックレスを下げていたのが強烈でして、それはファッション的見地というより、彼にとってなくてはならない肌着のようなものか、と、悟ってしまってからは頭から離れず残り続けております。
 
あくまでわたくしの主観ですが、ネックレス限らずジュエリーに置いて、ファッションとして取り入れることも重要ですが常に身に付けるというのを前提としましても、腑に落とすたったひとつの事由と、また感覚に身を委ねた際に惹かれるものであれば其れは最高の肌着となり得るのでは。仮に腑に落とすたったひとつの事由が見つからずとも、例えば20年後に「特に理由は見出せないが気付けば毎日付けている」と軽く詠えれば、それだけでもう。
 
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