根幹にある性2 / Diary1357
28.11.2025

先週のバッグに御興味くださった皆様方、誠にありがとうございます。これまでと同じく一点ものゆえ御一人への御案内しか叶わないことは相も変わらず心苦しい限りですが千古不易だからこそヴィンテージはアンティークは心躍るというもの。しかしながらその節は弊店においては身に余るほどの御興味と御注目を承りまして嬉しい限りでしたので、その御礼と言っては偉そうですがその気持ちをささやかながらフロントポケットにこっっそりと忍ばせまして今週もバッグを御披露目することにしました。

 

 

皆さまクロスボディバッグはお好きですか。私は好きです、というか人生で初めて特に強い意識と意志を胸に秘めて選択した“ちゃんとした鞄”がクロスボディバッグでした。その選択は自分にとって急ぐべきではないし急げるものではなかったので結果的に数年を費やしたのですが、その期間様々なブランドやメーカーを調査して精査した結果辿り着いたのがHermesのそれでした。せっかく人生初のちゃんとした鞄なのだからレザーが良い→このブランドのこれは格好良いけど本体が重い→そのメーカーのこれはシンプルに好みに届かない→本体が重くないしレザーの風合いも格好良いしシンプルにデザインが好み=Hemresだったわけでして、この経験がSURRで御提案する鞄のほとんどがVintage Hermesである要因なことは言うまでもありません。形状は迷いましたが当時の私は自分が必要とする適切な容量のサイズ感が好みかつ両手が空けられることの優先順位が高かったのでクロスボディバッグを選択したのですが、まぁ余裕がある容量の強みであったり身体にストラップの負荷がかからない良さであったりとクロスボディバッグと日々を過ごすことで感じることも思うことも様々。とはいえ人生のフェイズにおいて変化する必要条件ながら今でも愛用していうことはこれまた根幹にある性と合うのでしょう。

今回御提案するクロスボディバッグは共に同一のモデルで色違いなのですが、これは本当に良いプロダクトです。男性的な要素性が強いクロスボディバッグが著しく少ない歴代Hermesバッグモデルですが、こちらは申し分なくメンズスタイルにフィットするサイジングとデザイン性とストラップの長さ。それこそ某ファッションデザイナーのメンズクリエイションの初代レベル?で最初期に製作され今なお探している人が多いであろう象徴的な鞄はこちらのプロダクトが元になっているほどですから、シンプルにストレートに男性のチャンネルに合わせていただけると思います。あと容量がとってもとっても良い感じ、結構入りますが構造がシンプルな箱型ですのですっきりと御利用頂けるかと。外側のスリットポケットが間違いなく猛烈に便利なんですよねぇ。

 

 

 

 

 

New 1998−1999s Hermes Taurillon Clemence cross body bag

 

Hermesレッドカラーが1999年のクリエイションでブラック×キャラメルフラペチーノカラーが1985年のクリエイション、バックルの配置やジッパーなど細かな違いがありますが同一の個体です。ちなみにキャラメルフラペチーノカラーなんて色名はありません、ただ私が気分で名付けました。ちなみにHermesレッドという色名はあります、素敵やん。

 

 

SURR 福留

 

 

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