そろそろコートを/ Diary1345
23.10.2025

 

急に寒さが増してきましたね。ここ数日は、朝外に出るとひんやりした空気に包まれて、思わず肩をすくめてしまうような気温になってきましたし、そろそろコートの出番かと。 コートはただの防寒具ではなく、冬のスタイリングを考える上で欠かせない存在。シルエットや素材感、カラーの選び方ひとつで、その日の印象がぐっと変わりますし、シンプルに羽織っても十分に決まり、逆にインナーや小物をどう組み合わせるかで全体のバランスや表情も大きく広がっていく。だからこそ、この季節は「どのコートを主役にするか」から考えるのが楽しいんです。 ということで本日は、そんなコートを主役に据えたスタイリングをこれからご提案していきます。自分らしい着こなしを意識してみましたので、是非イメージを膨らませながら見ていただけたらと思います。

 

 

 

 

インナーは、カシミヤのニットにカシミヤシルクのベストを重ねています。やわらかくて軽いカシミヤの心地よさに、シルク特有の光沢感が加わることで、ただ暖かいだけじゃなく、着る人の気分まで上げてくれるような組み合わせで、インナーだけでしっかり存在感がありつつ、あくまで自然に馴染むところが気に入っています。 パンツはヴァレンティノ。落ち着いた色味とほどよいゆとりのあるシルエットで、全体を下から支えてくれる存在で、ラフさもありつつ綺麗に見えるバランスが、このスタイリングの土台を整えてくれています。 そして羽織ったのはジョルジオアルマーニのトレンチコート。自分は重厚感のあるコートよりも、軽さのあるオーバーサイズ気味のものを好んで選ぶことが多く、インナーをしっかり重ね着することで、調整するスタイルが好きなんです。そうすることで肩肘張らずに着れますし、レイヤードそのものを楽しめるのもポイントかと。アルマーニらしい余白のあるシルエットが、そんな自分の好みともぴったり合っています。

 

 

 全体としては、インナーは、カシミヤを重ねて暖かさを作りながら、外側は軽やかに仕上げるスタイリングで、防寒だけじゃなく、着ていてストレスのない心地よさや、自分らしい空気感を大事にした冬の装いです。

 

 

 

SURR 古川

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