


今年もなんとかヴィンテージカルティエアイウェアの御提案が叶いました、しかも昨年よりも多く、しかも昨年よりも徹底的に“眼鏡寄り”個体にて。この進歩は私において珍しいです基本的に衰え続けているので。また今年は初めて私がかけている個体のセレクションに成功しました。すみませんファッション業界におけるナンバーワン知らんがなワードこと通称“私も使ってるんですよ”を言ってしまって、鳴々恥ずかしい。ヴィンテージカルチャー=一点ものが基本=人と同じではない≒人と同じが嫌のためその文化に属すうえで自動的に必然的に意識的にナンバーワン知らんがなワードを使ってきませんでしたし当然好んできませんでしたが、僭越ながら店頭にて恐縮ながらその眼鏡はどこのだ?と問うて頂く機会が有難いことに度々あるのでいつかSURRでもとずっと思い続けていながらも叶わなかった数年間だったものですから今回は不詳福留恥を忍んで言わせて頂きます、今年は私がかけている個体のセレクションにも成功しました。
私は同じ食事メニューが続いても苦じゃないし毎日同じファッションでも問題無いし(なんならそっちの方が良いくらい)これまで男女交際系統においても一人と相対する時間が長かった(これは特に自信有り、何故なら実績有りだから。誠実か否かは別として)こともあってか一つの眼鏡(私は視力が悪いので全て度入りです)をずっと愛用するタイプでして、ある時からずっと60年代英国のオーヴァルのゴールドフレームを愛用しており掛け値なしに一生これで良いと思っていたのですが無情なこの世の中には永遠なんてありませんから、そのオーヴァルフレームは数回の補修を経たある時に限界を迎えてしまいました。でもしっかりと向き合いましたからスッキリと前を向いて思えたのです“第二のMYゴールドオーヴァルフレームを探そう”と。しかしながらこれも人生あるあるで、探しものは見つからない。厳密には明確なイメージがある探しものは見つからない。じゃあ妥協できますか?ノンノン笑わせるんじゃあないよ。私は基本的に眼鏡は圧倒的一軍のメタルフレーム一つと圧倒的一軍のプラスティックフレーム一つという“圧倒的一軍二種制”を長らく敷いていたものですから他に眼鏡があるっちゃある、ということで幸い急がなくても済みました。そして時間をかけて探した末に辿り着けたのがこのカルティエプロダクトだったのです。

New 80-90s Lunette Cartier Selection
ということで皆様方にも引き続き一ミリも妥協をせず辿り着いて頂くべく、その選択肢の一つとしてヴィンテージカルティエアイウェアの眼鏡寄り個体をたったの6点ではございますが御提案致します。ちなみに私は過去の後悔に則って同じモデルの金(シルバー925に22Kゴールドを厚塗り)と銀(シルバー925に18Kプラチナを厚塗り)を二色買いしました、要は先頭から三番目の写真の二つともということですね。これに関しては一切の後悔無しどころか当時の自分を褒めてやりたいです、御陰様で単純計算で二倍の期間を楽しめますから。いかんせん私は前述の通り単純に視力が悪いので眼鏡は顔であり重要な記号でありファッション的な要素である以上に、単純明快な道具なものですから。
良いですよーリュネット・カルティエ、厳密には第一世代のリュネット・カルティエ。
SURR 福留
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