Green / Diary1298
1.5.2025

今年の二月にヴィンテージデニムを御披露目した際にも若干緑を感じさせる緑とグレーの中間のようななんとも言えない(JIS慣用色名ではオリーヴドラブが一番的確でした)一本があったのですがこれで確定です、“Armani Jeansはヴィンテージ年代において緑色のジーンズをつくっていた” という事が。なんですか緑のジーンズって、控えめに言って超絶に最高ですよ。私は見たことありませんね、そういえばいつからかイギリス軍のとあるプロダクトに対してグリーンデニムって言葉が用いられるようになっていますが個人的にはそんなに緑味感じないし、これなんて完全に緑ですから穿いてる足一瞬見たらアレ?軍パンかな?って錯覚できるくらい緑ですからね。二月のそれは“緑を感じさせるジーンズ”でしたがこれは完全に“緑のジーンズ”です。

純イタリークリエイションならではのちょっと荒さを感じる質感としっかりとしたヴィンテージ年代ならではの風合いと良い意味でジーンズとしてプレーンな構築にしっかりに調和する緑という個性、もう一度言いますが控えめに言って超絶最高です。この時代から既にジーンズはジーンズでも“ファッションデザイナーが手がけるジーンズ”という立ち位置ですので明らかなる圧倒的なる作為的なシルエットバランスが特性であり魅力でして、端的に申しあげるとコンパクトな腰回りの構築とそれゆえに起点がしっかりと太いにも関わらずスッキリとシャープなレッグラインが特徴なのですが、そのおかげでスタンダードでプレーンにも関わらず洗練された自然体に綺麗なシルエットを描いてくれるものの、そのおかげで表記サイズよりも実寸値が二インチほど余裕で小さいという“これぞデザイナーズクリエイション!”と膝を叩きたくなるような我儘プロダクトに仕上がってくれていて、初めは“え…30表記なのに実寸が28インチくらいじゃないか”というサプライズプレゼントを否が応にも受け取らざるを得ないのですが、その我儘こそファッションデザイナーの業ですから弊店はそれも含めて惹かれていますし心から御薦めですのでなんら問題はございません。が、36サイズ表記という現実的なサイズ表記は嬉しい限り、余裕でポケットに手を突っ込めるぜなゆったりとした穿き方がまた素敵ですから。

 

 

 

 

New 80s Armani Jeans green jeans

 

正直に申しあげまして出逢った翌日に我慢できず数時間穿きました@ローマ、ブラウンブーツとのカラーコントラストがまた素敵でぇ…正直に言ったので許してくださいね。ちなみに私は身長的にも骨格的にもワンサイズ以上大きかったのでちゃんと我慢できましたがもしそうじゃなかったら、

この話はこれ以上はやめておきましょう。

 

 

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