寒い、分かっていたけど覚悟していたけど寒い、昨日とか強風で風鳴りがずっと凄かったんですよ。というかSURRがあるヴィンテージマンションの特性上(?)と周囲の建物との立地関係性上(?)おそらくは隙間風の影響でピューピュー音が凄まじいんです、もう20年以上。うっかり鍵を閉め忘れようものならもっと轟音になるし鍵をしっかり閉めてもちゃんとうるさい、というか怖い。でも昨日なんかは陽射しバッチリだったから日中は軽装で余裕なくらいでなんだったら暑い。風はピューピューたまに窓ガタガタでも陽射しでアッツいアッツい、これがSURRがあるヴィンテージマンション202号室の特徴です。皆さまいつでも気軽に遊びにいらしてくださいませね。
せっかくのんびり自転車乗りたい気分になってきたのに寒くて全然無理無理、もう一発で風邪を引く自信があります今年は。ということで寒いので啓翁桜をお店に据えました。年始から御陵松を飾ってて自宅に盆栽もあるからずっと飾ってても良いくらい好きだったのですが、流石に元気無くなってきたので桜と交代。エントランスもしくは窓際でどうぞ彩っておくれね。良いですよね桜、気分だけでも春を感じたいものです、ブルリ。
漁夫用プロダクトとして限定的に製作されていたバブアー社においても異端なオーヴァーサイズのプルオーヴァー個体,LONGSHOREMAN、弊店は初の御提案。漁夫ってのがまた流石の存在価値ですね。
あんだけニットLOVERを謳っておいてニットテーラードジャケットはこれがおそらくは初めてとは全くもって恥ずかしい限り。でも冷静に考えたらニット成分だけで構築されたテーラードジャケット型のプロダクトって、全然無くない?という独り言がこの一着を目の前にすることで口から飛び出したのも事実。全然無くない?あとですねこちらはウール×カシミアの混紡なのですが畦編みを思い切り圧縮したかのようなまるでボンディングニットのようなギュッと感になっているので、驚くほどの重量感を有していてちょっと笑っちゃいます。このスンとした品の良いニットテーラードジャケットの顔立ちを生み出すのにこんなにも重量感が必要なんだ って。
バイカーLIKEな創作的イタリーアノニマスプロダクト。袖が取れる2WAY仕様って本当すき。THEなヴィンテージ感もありつついなたさもありつつ、でもそれがあるから良い的なノリの一着。今だとベストにしてウィンターコートの上から羽織る感じも素敵でしょうね。
ということで弊店は今年もひっそりとだが確実に袖がないジャケットを御提案してまいります。ふと鞄代わりになってくれる側面もあったりして素敵です。
あとデニムも欠かせない。2024年は6割7割をジーンズ及び5ポケットパンツで過ごしたので、より一層存在価値の高いマテリアルとなりました、デニム。こちらは80年代Armani Jeansによるハーフコート遠いう絶妙で粋なプロダクト。弊店の愛するカルチャーにおいてデニムと言ったらアルマーニ御大も欠かせません。
英国老舗アチラさんの王道哲学感もありつつオリジナリティに満ち溢れた、これまた御大ヴァレンティのによるミニマムな一着。ライトパデッド構築に後々のデザイナーカルチャーの源流感がヒシヒシと。
あれ?ポール・ハーンデンかな?と思ったら純フレンチウェアでした、しかも1960年代(70年代の可能性がある60年代ではなく50年代の可能性がある60年代)というしっかりと古い時代かつピンピンにフレッシュなコンディション。ハーンデン味を感じた要因はいくつかあれど内部構築と裏地がないアンコンストラクテッド設計であることがかなりの比重を占めています。いやいや60sフレンチでアンコンストラクテッドジャケットって、あったのね。古来には食事の前に談笑しながら一杯呑む文化がありそこで羽織るプロダクトとして着丈が短くされたのも現代のテーラードジャケットにおける設計由来の一つであり、もう一つの特徴として食事前の談笑の場=Bar=絶対に室内ということでフラップが付かない張りポケットという要素性があるのですが、こちらは諸々を鑑みてそれの実物,通称カクテルジャケットではと推測できる一着、だってカーディガンレベルの心地良さだもの。こんなの驚きとまだ出逢えるだなんて、上質なヴィンテージって本当に面白ー。
ジャンニ・ヴェルサーチェが妹のドナテラのために設立し度々手伝ったりもしていたクリエイションライン,VERSUS Versace。こちらのヴェルサーチェの世界観らしさ満載のクリエイティヴィティなボンバーシルエットでアヴィエイターSTYLEの独自設計で上質な素材味溢れるラムレザーのネイビーボンバージャケットという存在価値 Feat.ウォッシュをかけたかのような独特な風合いに辿り着いたヴィンテージの仕上がり(まさか本当に最初からウォッシュ加工じゃないよね、まさかね)という唯一無二感、大々満足。
今週の新作群はヴィンテージ特有の味と香りと気配が強めな編集となりました。まぁ確実に私の気分ですね。機会ございましたら宜しくお願い致します。
SURR 福留
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