1930年代の社交界で愛されていた背面が覆われていないベスト,Backless waistcoat。ゴルチェさんらしさ満載のクラシックかつエレガントかつフェティッシュなメンズクリエイションにドキドキ。これを着て是非FASHION FREAK SHOWへ是非に。
ゴルチェさんの次はミウッチャさんによるメンズクラシックエレガンス。弊店においては珍しいRe-stock、2021年12月ぶりに名期2012AWの名作スリーヴレスコットンドレスジャケットでござい。
弊店にとって特に欠かせないテーラードジャケット、これまでも欠かしていなかったもののよりしっかりと御提案するぞと意識して1年2年ほど経ちますが、実はほとんど御用意できていなかったブラックジャケット。個人的ロジック“王道であればあるほど出逢えないなぜなら皆手放さないから”かと存じます。前回の旅順でトムさんによるGucciクリエイションに2着出逢えたので秒でセレクション、サイズ46と50でござい。
こちらもまた蠱惑的なテーラードジャケット。アルマーニさん本人が着ていそうなミニマムでさりげなく造形的な一着。生地感も抜群に上質かつ軽量で、若干透け感のあるドライなサマーウール。これはエロい。
2021年3月のDiary956で御提案させて頂いた変形立ち襟のフレンチワークジャケット、今回もAdolphe Lafont社での出逢いでした。私、猛烈にツボなんですこれ。95%の超王道と5%の超非王道、このマリアージュでデザイナーのクリエイションだもん。
そう、超王道と超非王道のマリアージュにとことん弱い私はこのコートと出逢ってから数時間、自分のものにしたい欲求と正面から向き合いました。あれはとある日のナポリ、スケジュールがずれたりで思うように進行できず若干落ち込んでいた私がその日の最後に向かったコレクターの下で出逢った一着のヴィンテージバーバリーコートが、ん?マフポケット付きだと!?ジッパー&スナップの前立てだと!?コーティングのバーバリークロスだと!?レザー配置だと!?ステキな襟裏だと!?と超王道バルカラーコートに注がれる様々な超非王道。特有のエイジングとオーヴァーサイズにとどめを刺され、夜でちょっと冷え込んでいたこともあって着て帰り、ホテルに着いてからもベッドの正面にハンギングしてずっと眺めては悩み目を逸らしては悩み眺めてはの繰り返し。でも今回もちゃんと守りましたよ“旅順での出逢いは全て御客様へ”のMYポリシー。これでまたMYヴィンテージバーバリーコートとの出逢いが遠のく足音が聞こえたとさ。これとは違ったベクトルの問題視です。
以上、今週の新作アラカルトでした。
SURR 福留
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