SURR by LAILAでは、ジーンズセレクションと致しまして、
1980年~1960年代までのLevisをピックアップさせて頂いております。
その中で今回は、わたくしの独断により、
通好みで知られる、とある1本をご紹介させて頂きます。
70s Levis “66model”
1969年~1974年までに製造されていた通称「ロクロク前期」と呼ばれる本品。
70年代に入ってからは、赤タブのLEVISの文字「E」から「e」へ本格的に変更された年代でもあり、
通称スモールeと称される最初期の1本です。
いわずもがな、大変に貴重視されております。
数あるジーンズセレクションの中でこの1本をご紹介させて頂きたかったのは、
その貴重性も然ることながら、何より個体としての魅力がずばを抜いておりまして、
完璧なまでの縦落ちと相まって空気を含んだようなシルエットは、他の追随を一切許さないような仕上がり。
60年代はBIG-Eの延長である格別な生地の織り。
長い年月をかけ、洗いと乾燥を繰り返すことで生まれたアウトシームの捻じれは、
やりすぎない自然かつ絶妙なテーパードを可能にしております。
履くことで、その良さを実感して頂ける、とは文字通りのご提案ですが、
なるほど、わたくしも足を通して頷きました。
ファッションフリーカーの頭を悩ませる程のユーモアさとデザイン性は兼ね備えていないですが、
だからこそ、ワードローブに是非とも加えて頂きたい絶対無比な、「極上の普通」なのです。
追記までに、発見した際は思わず心が踊りましたが、
ファッションフリーカーの頭を楽しませるユーモアさは、兼ね備えておりました。
それでは、良い週末を。
SURR by LAILA 小林
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