何故だか好きな装い / Diary853
14.4.2020

皆様方の中にはこれまでに “ 戻れるとしたらいつに戻りたいか ? ” といった設問のやり取りを友人知人と交わしたことが在るよ という御方も少なからず居られることと想いますが、中学二年生の頃かな, 高校一年生の頃だね, やっぱ大学三年生の頃でしょ などと学生時分を挙げられる方が多いのでしょうか?どうなのでしょうか? 私は以前から過去に戻りたいと想ったことは未だに一度もありません。
 

それにはとりわけ目立つタイプでもなく接客的に盛り上げるタイプでも盛り上がるタイプでもなく、わりかし窓際で本を読んだりヘッドホンで音楽を聴いたりするのをごく自然と好むタイプであり、特段友人が多いわけでもなく少ないわけでもなく交流に困っていたわけでもなくたまにお行儀が少々宜しくないかなという団体とも遊んだりする、優等生でも不良でもなく勉学に勤しんだわけでも運動に励んだわけでもない正真正銘平々凡々の極みである中学高校時代を過ごしていたというのも在りますが、 それ以上に人並みに退屈な日々を過ごす中高生の日々において “ 早く大人に成りたい ” “ 早く働きたい ” という想いを常に抱いていたことが大きな要因ではないかと想います。中高生の日々は想い出そうとしなければ想い出さないことが多いですが、その想いを抱き続けていたことははっきりと覚えています。
 

そんな、赤頭髪の先輩が居たり臀部をほとんど露出しきったウエストポイントでワイドトラウザーを穿きこなす友人が居たりと個性を尊重する高校で過ごした日々に取り立てて強い想い入れはなく、戻れるとしたらいつに戻りたいか問われたらいつにも戻りたくないと答え続けてきた学生時分に特に良い想い出も悪い想い出もない私ですが、かねてより静かにですが確実にスクールスタイルの装いないしスクールスタイル・ライクな装いが何故だか好きなのです。カーディガンやブレザーや革靴は有用性や歴史が証明する不変性がありますので、出発地点は不明瞭だったとて現在においても好いて然るべき ( にしても好き過ぎるにも程がありますが ) と私は想いますが、何故だか好きな装いであるスクールスタイルにおいて現在においても好くには少々疑問な存在が一つ在ります。

 

 

 

そう、それは以前の Diary でも綴らせて頂きました通り肩掛けの鞄でございます。両の手が空くのは便利ではありますがその代償として左右非対称の荷重が特に身体に大きくかかることは私の性分として好ましくないにも関わらず、ゆえにあまり大き過ぎるサイズは選べないために容量に上限が設けられがちにも関わらず、な肩掛けの鞄, いえ、スクールスタイル・ライクな肩掛けの鞄でございます。
社会に向き合うに際して必要に成る機会が多い鞄という厄介な存在ですので、持たなくても良いにこしたことはないと真に想う御人からしたらそれはもう真剣で深刻な “ 探しもの ” であることと想います。実用性であったり機能性であったり、それこそライフスタイルに関わる様々が判断基準に成られることと想いますが、それを踏まえたうえで更に好みが合致していればそれはもう本当に素晴らしいことと想いますが、私に関しましては一個人的な最適解の一つが装いとして認識できておりますので良い意味で迷わずには済むものの、実際にそれが眼の前に物質として現れると、やはり驚きます。

 

 

 

 

 

School-style bag from Hermes.

34 年前に製作された本品は例によって同区分の専門家から譲って頂きましたが、様々を知る彼にしても詳細不明とのことでした。が、近年に発表され数年で廃盤と成ったとあるモデルに酷似しているどころか、数か所を除いて同じくです。いったい、これは?

 

 

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