777 / Diary 777
17.10.2019

何事に措いても順序が必要となる訳ですが、私はどうも其れが苦手でして。計画的に物事を進めるに当たって何から初めて、経由して答えに辿り着くのだとすればそれは当たり前の流れなのですが、仮に出出しが 1 からでも無く 3 から何かを始めたら答えは変わるのだろうか、もしかすると同じ答えの計算式だけ違い、それを模索しても返ってくる答えは一緒ではないかと度々想うことがありまして、結果的に動けてない自分に腹が立ち、でも自分ってそういう人間だもんなと肯定して均衡を保っています。俗に言うメンヘラってやつに浸かっているのかもしれませんが。一つものを書くにしても題材を決めて写真を撮り編集し、ものを書くという一連の流れもそうですし、生活のルーティーン、仮に異性へのアプローチ一つ取っても、もう決められた中で行動しているのかと思うとどうも身体が動かずに、只々面倒なのかもと。

さてと。
解決方法と言えば単純明快に私は装うという行為しか思い浮かばず、気持ちの昂る御披露目となっておりますので特別な逸品を御紹介させて頂きます。
ファンシー ・ ツイードと括るとシャネルツイードの様な上品で可憐なモノトーンベースを想定されると思いますが、極めて今回の一着は異質なカラーバランス、ある種我儘な力強い太番手の糸と色彩が生み出す芸術的なアプローチにより、粗く、分厚い生地を繊細な技術により防寒性を伴う構成に繋がっております。シルエットとしてはリラックスなムードを感じさせる丸みの帯びたクラシックな型にスタンドカラーもまたマフラーやスカーフを巻かずとも寒さから身体を守ってくれる、是非冬の林道を共に歩いて頂きたい一着です。

New arraval ,70s Missoni Uomo knit coat

 

 

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鈴木

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