Vintage & Antique eyewear / Diary738
12.7.2019

まず始めに。
通常は月曜日に御休みを頂戴しておりますが、来る 7/15 は祝日につき営業させて頂き、翌 7/16 ( 火 ) に代休を頂戴致します。御認識ほどお願い申しあげます。

 

 


自身が身に着けるものに現在の品でなくてはいけない, 過去の品でなくてはいけないという制約は設けずに、新古問わず惹かれる存在を選んでまいりましたが、二つの要素はなぜだか過去の品, いわゆるで申しあげるところのヴィンテージやアンティークのみという人生を歩んでおりその一つがアイウェアでして、まず始めに中学生になった初日から視力矯正のため眼鏡をかけ始めたのですが、確か 16 歳だか 17 歳だかに眼鏡を道具としてではない要素として捉え、自らの意思で “ これ ” と選んだのが50年代フランスの職人技術による一つでして、以降機を見ては新たな顔を探して新古問わず眼を配ろうとも惹かれるのはヴィンテージやアンティークのみで今に至っておりまして、そのために弊店におきましても, そもそもにおいて旧 LAILA VINTAGE 時代におきましてもアイウェアの類は欠かさずに御提案させて頂いておりましたが、近年のそれら存在における ( 私が感じる限りでの ) 社会的地位の変化によってここ数年は新作の御提案が全くもって叶っておらず、昨年のニ十本が大変に大変に喜ばしい御披露目でございました。アイウェアを身に着けたいと想う方々が一層に増えることもヴィンテージやアンティークのそれらに対して興味を抱かれる方々が増えるのも心から良いことであり愉しいことであり嬉しいことである一方、直接的にせよ間接的にせよ御提案の機会が少なくなってしまうことは諸刃の剣であり自身の力量不足を痛感せざるを得ない大剣で、それらの傷があまりにも痛かったがためまたもや人と人との繋がり, かねてより御協力・御愛顧くださる各国の皆様方に助けて頂いてしまいまして、今期は八点に出逢うことが叶いました。皆様方の御尽力と傷の癒えに心より御礼を申しあげます。

 

 

 

私は職人技術が関われば関わるほどその品に対しての対価上限がなくなり、かつ新古問わず惹かれるものには惹かれる中で職人技術が関われば関わるほど過去の品における素朴ながら実直で丁寧で, 暖かみと愛情溢れる香りと気配一層に惹かれ心からの敬愛を抱いてきたのですが、この度の新作群にてそれを改めて感じることができまして、例えば 1987 年に設立され近年一層に躍進されているメーカーの御手本となった年代であり姿が極めて近しい御品においてそれらとは一線を画す曲線的な美しさ, 極地的な形状の繊細さを感じたり、これは真に偶然なことで眼を疑ったのですが、私がかねてより愛用していました 60 年代のフレームと極めて近しい 30 年代のフレームが、私のそれと同じようでこれまた極地的に繊細な造形美を有していたり、当時においてその国の職人たちの間で密かに行われていた技術力競争意識的な構築性に出逢えたり、かねてより最上級に敬愛するメーカーであるがゆえこれまでに数多く, もしかしたら初代店舗の地下にあるアーカイヴピースの数より多かったりするかもしれないほど、の御提案をさせて頂いてきたにも関わらず、過去一点しか無かったメタルフレームに遂に出逢えたりと、私にとって八という数字が八以上の価値を有すると心から想うことのできる品々でございました。



 

 

 

 

 

Newarrival. Vintage & Antique eyewear.

1920年代から1990年代に分布し、フランスより六点, 英国より一点, 米国より一点で計八点となります。元々は “ 道具 ” であった存在が、様々な思惑と時代の変化によって身を飾るため, 愉しむための “ 要素 ” となって現在に至るアイウェアの新作群御披露目の御報告でございました。御興味頂けましたら是非にと想います。

 

 

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