本日より、URBAN RESEARCH 表参道店 様にて、弊店のポップアップストアを開催させて頂いております。
御協力下さったディレクター様方、店頭スタッフ様方、有り難い限りの空間をご用意くださったアーバンリサーチ様のお心遣いに、今一度御礼を申し上げます。
2017 autumn/winter 今回ポップアップに関しまして、「構築美 / 非構築美」とテーマを設けさせて頂きました。
プレタポルテ、既製服という内容が封を切られてから、デザイナーの思惑が明確に落とし込まれ、又はブランドの色が如実に反映され、或いは時代が衣類という媒体を通して顕示され、それらは4文字に置換しますと “ デザイン ” であり、いかなるベクトルが存在しようと着用者をより美しく魅せるための存在だろうと、そして少なからず、女性のための内容だろうと、今でも尚そう想います。
しかしながら、プレタポルテ、既製服という内容が封を切られた後、そのデザインの多くは女性のための存在であったとしましても、「男性のために絞り出されたデザイン」事実存在致しまして、だからこそ面白いのだろうと弊店では重要なファクターのひとつとしてエントリーを続けて参りました。クリエイター自身の頭脳にて生成されたイメージか、将又、仕様用途を追求し求められた過去の衣類を昇華させたか。扨措きでも、それは男性らしい美しさに含む、たとえば “ 機能美 ” であり、故に “ 構築的美しさ ” であると、今回のテーマのひとつに挙げさせて頂いた次第です。
「構築美」それはミリタリーピースを限り往くまで研究対象としたか、デューティーの要素の象徴であるワークウェアを教科書としたか、それらの研究対象やテキストブックがなくとも同等のベクトルにて生成された具体性か。いずれにしましても、ファブリックの開発からディテールの盛り込み、特徴的なパターンメイキング、0の状態から100まで積み上げていくアディションかつ建築的な美学は、長い紳士服の歴史をみましても重要な要素でしょう。ましてや、2017年、現在でも尚。
「非構築美」それはサブトラクション的美学。必要性のみを残し、有効性を限りなく排除したそれらの内容は、非構築的美学として確かに成立しましょう。これは構築的美学における可変であり流動的な内容に対して、“ 普遍的 ” かつ “ 不動性 ” を内在とした美学。圧倒的な天然素材、余計な打ち込みがない縫製、普遍的でありながら確実に自立する内容は、行き届いた “ 仕立ての良さ ” だからこそ。同様に、それら非構築的美学は、長い紳士服の歴史をみましても重要な要素といえるでしょう。ましてや、2017年、現在でも尚。
そして其れ等は、時間を吸収したヴィンテージという区分だからこそより明確に、クリアにお伝えすることが叶うやもしれません。
少しばかりでも、お愉しみを頂けましたら。
尚、11/18(土)、11/19(日)の2日間は、わたくし小林も僭越ながら立たせて頂きます。SURRの空間とはまた違ったムードでお愉しみ頂けると思いますので、お時間叶いましたら是非お越し下さい。
URBAN RESEARCH 表参道店
【開催期間】11月17日(金)〜11月30日(木)
〒150-0001 東京都渋谷区神宮前4-12-10 表参道ヒルズ 本館B3F
TEL:03-6721-1683
営業時間:月〜土 11:00〜21:00 / 日11:00〜20:00
SURR by LAILA 小林
03-5468-5966
[email protected]
//