インディゴブルーとイエローステッチとレッドタブ / 在るべき部分に在る擦れ / 然るべき各所の修繕 / そして何より全体に降り注がれた濃と淡。
本来の存在理由に則って存分に穿きこまれ、それに伴う施しが注がれることにより、清々しいほどの風格を内包することとなった、 “ アーキュレイトステッチを尻に敷く意義 ” を切実かつ一直線に感じさせてくれる、ヴィンテージデニムという言葉の芯を捉えた一本。ここまでの王道を御紹介でき、藍らしい爽やかな愛らしい喜びを感じます。
どっしりとした落ち方が魅力の XX 時代を経て、よりテーパードという文言が相応しい洗練性を獲得し始めた頃のシャープでソリッドなレッグラインは、年々市民権を強める高めのウエストポイント、ないし ON ウエストが設計上相性が良く私個人としてもお薦めですが、投げ出す意味合いではなく素直な気持ちとして、どのように穿いて頂いても宜しいことと存じます。
60s Levis 501 Big E
それは、どのような一本を選ぶか否かという判断そのものが、もう既に一つの『 個 』 でありスタイルであると切に感じるからであり、そして King of Legline と言って差し支えないであろう 501 の “ リアルが潜むヴィンテージ ” は、どのような着こなし・穿きこなしも受け止めてくれる懐を持っているから他なりません。この考えは初めから変わっておらず、おそらくこれからも変わりません。
そして、このパーツがどう, 糸がどう, だからこう。という細部を論点の軸としてご提案するのではなく、それらを判断基準としながらもあくまで一本のデニムとして一つの服として “ 格好良いか否か ” に重きを置いたご提案を続けていきたいと想います。この考えも初めから変わっておらず、この点はおそらくではなく、これからも変わりません。
SURR by LAILA 福留
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