Doll collection / Diary023
24.7.2014

 

かねてよりお問い合わせの多い 90s Martin Margiela ですが

中には特定のコレクションをお探しの方も少なくはありません。

 

シーズン毎にコンセプティブかつ独創的な作品を創っていた時代だけに、それも納得ですが

今回は、その中でも最もお声掛けの多い Doll collection の新入荷がございましたので

ご案内させて頂きます。

 

 

 

 

 

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1995年と1999年の2度にわたって展開されたドールコレクションは

“ 人形の着衣を人間サイズまで拡大する ” というコンセプト。

 

人形の洋服は通常、一般的なミシンで縫製されるため

縫い目のピッチが普通の洋服と同じになっているのですが、

その部分を精密に再現。

そればかりか、パーツ類も人間用のものが使われていることから

それも同比率にて拡大しています。

 

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解れもデザインの一つとは、なんたる『濃さ』

 

 

 

Dollという愛らしい形容詞とはうって変わって、細部にまで秘められた服飾的こだわり。

それを素直なデザインとして魅せる Martin Margiela の独自的発想力

 

この驚きを伴う愉しさと、不変と独創のコントラスト

Maison Martin Margiela が強く幅広く支持される、オンリーワンたる所以です。

 

彼の初期作品が発する信号は

今の時代だからこそ、心の奥底に響きます。

 

 

 

 

 

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Maison Martin Margiela, 1999s Doll collection denim trousers.

 

男性にフィットする、貴重なサイジング。

 

 

 

 

コレクタブルなピースである事は間違いありませんが、

そもそも、リアルクローズとしてただ純粋に秀逸である事を前提に

対話して頂けましたら、幸いです。

 

着た時の “ あー、やられた ” 感。

これが 90s Martin Margiela の真髄だと私は思います。

 

 

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