素材の力 / Diary276
23.6.2016

何故に自分が以前からささやかなスタイル、周囲からの注目をさほど集めないジュエリーを、特にリングを好んで身に付けてきたのかは分かりませんでしたが、やはりその物が持つ素材の力に惹かれてきたのだと、今となって想います。
その思考に辿り着いてからずっと弊店の一員としての御紹介を想い焦がれていたのですが、世界規模で明確に認められ支持されている分野ゆえに、なかなかどうして叶いませんでした。

創り手によって世界観が展開されるデザイナーズジュエリー。ラインストーンなどの人工物で装飾されたコスチュームジュエリー、そして金やダイヤなどの上質な天然物を用いたファインジュエリー。
古くから大きく 3 つに分類されてきたジュエリーの歴史の中でも特出して強い素材の力を秘めるファインジュエリーのアンティーク&ヴィンテージを SURR の目線でセレクトさせて頂きました。今期より男性に向けての装飾性としてご提案させて頂きます。

 

 

 

 

 

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1960 年代フランスの9K無垢のゴールドリング。ファインジュエリーにおいて最もオーセンティックと言えるスタイルだからこそ、この贅沢な質量が際立ちます。とろける水滴のようなフォルムのミニマムに完結した存在感は寡黙のようで極めて能弁です。

 

 

 

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ヴィクトリア朝末期の 1900 年代初頭にイギリスで生み出された18K無垢のゴールドリングは目にも鮮やかなスネークデザイン。100年以上経っていながら微塵も古さを感じさせないのは “ 幸運の使者 ” とされるシンボル・アニマルの力でしょうか。非常に繊細なフォルムながら 18 金の存在意義は圧巻でございます。

 

 

 

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14K無垢を白金で彩り、計 10 粒のダイヤモンドを散りばめた 1950 年代イギリスのリング。アールデコの装飾様式に則ったフォルムと透かし彫りによって圧倒的な存在感を発揮する逸品で、男性性を備えつつ特出して繊細なスタイルが、普遍的な美意識を演出してくれます。

 

 

 

 

 

1st コレクションとして時間をかけて厳選した中から 3 点御紹介させて頂きました。

手を伸ばし大声挙げるのではない静かでささやかな主張と申しますか、小一時間向き合ってやっと気付ける美しさには特別な魅力があると私は想います。その圧倒的な明確な上質さを、何より身に付ける者を一層際立たせてくれる存在価値をお楽しみ頂けましたら、幸いです。

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