Dries Van Noten_Antwerpen / Diary011
26.6.2014

先日ご紹介したアントワープから本日は、ドリス・ヴァン・ノッテンを掘り下げてみようかと。

 

 

50 

 

 

 

 

現在の活躍はもちろんの事、アントワープ・シックスなどで

深くご存じの方も大勢いらっしゃるであろう同ブランドは、

1986年、ドリスが28歳の時にスタートしました。

 

3代続くテーラーの家系に生まれましたが、特に彼の祖父は象徴的で

戦後に行ったヴィンテージに手を加えた服作りがアントワープにMENSプレタの概念をもたらす

素養に大きな影響を与えたであろう事が想像できます。

 

そのため、彼にとって “物事の背景” は特に重要な意味合いを含むようで

デザインソースやインスピレーションソースは、尊敬の対象であれど模造の対象では無く

自分で飲み込み、新たに生み出すための要素。という理念を持っています。

 

 

現在もそれに則り活躍するドリスですが、時代に応じて変化するのは至極当然。

彼の90sクリエーションも、言わずもがな楽しくて仕方ありません。

 

 

 

 

この時代に貫かれた、肩の落ち感長めのスリーブ

50 

50 

 

 

本品はインスパイアソースに50年代頃のアメリカの気配がちらつきますが、

50 

50 

やはり彼にとって (良い意味で) ソースはソースでしか在らず、

定番の赤チェックにも独自の配合を、重要な生地にはとろけるコットンを。

それらとフォルム調和した結果は、今のモード。

 

 

 

 

クリエーションを「コンセプト」→「素材」→「フォルム」の順で構築するドリス。

彼が今から約20年前に思い描いたスタイルは、巡り巡って今にフィットしました。

50 

50 

 

 

だからでしょうか、パリでは8/31までアーカイヴ展

『 Dries Van Noten ,Inspirations 』が開催されています。

 

 

余談ですが以前、とあるお客様が行かれるご予定らしく

そこに着ていくために90sドリスをお選びくださいました。

それはもう、なんたる贅沢。

特別な時間をお過ごし頂けますように。

 

 

 

 

 

 

そして本品も、なんたる贅沢。

50 

50 

mid 90s Dries Van Noten , shirts coat.

 

袖を通せば なるほど。

それはもう、唸るほどに。

 

 

 

 

SURR by LAILA 福留

[email protected]

facebook.com/surr.by.laila

instagram.com/surr_by_laila

 

 

P.S.

 

私の一番のお気に入りポイントは

50 

なんとも浅めなサイドベンツ。

//

 

 

Copyright © SURR All Rights Reserved