2016SS / Diary230
10.2.2016

SDIM1820

明日、2月11日 ( 木 ) より、 SURR の 2016S/S フルコレクションをお披露目致します。

 

 

かねてよりモードの世界においてヴィンテージは、デザインソース, インスピレーションソースといった一種の教科書として存在し続けていますが、昨今、特に3シーズンほど前からでしょうか、その存在価値や意義が一層高まってゆくモードの流れの一つを感じていました。
デザインの分野で言えば、局部的に取り入れオリジナルの要素をほとんど感じさせない手法や、大々的にサンプリングしオリジナルの要素を活かす手法など様々ですが、近年後者がより顕著になっているように思います。何より、コレクションの全体像に “ ヴィンテージの空気感 ” を色濃く色濃く感じ、変化し続けるヴィンテージの捉えられ方がモードの世界において、より直線的な見え方と感覚に成っているように思いました。
ヴィンテージを尊敬する私にとってそれは、単純に嬉しく、純粋に楽しいことです。

ヴィンテージという世界観, 空気感は時に華やかで時に素朴で時に大胆ですが、基本的には様々な時代性や文化力と相まって “ 重厚感 ” があるものだと思います。そして、お客様方と接していると、その重厚感を現代のスタイルとして “ 軽やかに変換する ” という感覚的な行為が、今最もヴィンテージが求められている理由ではないかと感じています。

 

 

これまで SURR では、星の数ほど存在するヴィンテージを多面的に切り取り “ 編集 ” することに重きを置いて展開してまいりました。それを重要に想う気持ちはこれからも変わる事はありませんが、モードを感じていたら、 “ 素直なヴィンテージらしさを表現したい ” と強く想うようになったのです。

 

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“ ヴィンテージらしさ ” というのは人それぞれですので、あくまで私というフィルターを通す形となってしまいますが、これまで念頭に置いていた編集性を一旦引き出しに納め、より素直で感覚的なヴィンテージの世界をご提案したいと思います。

しかしながら美的なものや創り手の心がこもっているものを好ましく想う気持ち、何より都会的であろうと想う気持ちは私の根幹ですので、それは欠かしません。
という事で2016 S/S コレクションスタートのテーマは “ らしさ ” です。今回も店内のほとんどが新作となりますので、どうぞ宜しくお願い致します。

 

 

 

 

 

SDIM1820

SURR 2016 S/S collection , Feb 11. on sale

 

 

SURR by LAILA 福留

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