セットアップ / Diary1328
22.8.2025

やっとこさ処暑の季節だっていうのにこれまた暑い日々が続いておりますねぇ、でも今週もしっかりとしたAWを織り交ぜた新作群です。書くってのはやっぱり重要なメソッドですねもはや気分はすっかりと秋でして、毎日何かしらの羽織が欠かせませんよ私は。暑い時間帯もあるけどインナーやらで調整、ここでも全身ゲージ100ロジック(ジャケットが涼しさマイナス10だからインナーは特に軽量な涼しさ60、パンツも薄手で涼しさ50、靴下も穿かないから涼しさ10みたいな)を採用しています。サマーニットも引き続き活躍中、“さぁ、もはや汗かきたまえ。私が思い切り吸ってあげるから。そして思い切り洗濯したまえ”の気概、やっぱり良いじゃないか。

 

 

セットアップはセットアップでもスーツに非ず。そんなプロダクトが昔からやたらめったら好き、好きというかやたらめったらツボ。スウェットセットアップなんて最高ですよ、過去に二度しか御提案したことないけどあれらも本当に最高だったなぁ…あとアディダスセットアップも一度だけありました、覚えているよ。ジャン・シャルル・ド・カステルバジャックの圧倒的なモード哲学とイタリア老舗スポーツメーカーであるエレッセのド直球ド真面目な協業、昨今においてファッションとスポーツのコンビネーションは当たり前というかなんなら旬な感が(きっと)強いですが、この頃はその芽生えというかなんなら先駆けと言うか平たく言って相当に早かったのではないでしょうか。事実デザインの概念がありながらも軸足は思い切りスポーツでしてその点がやはり良い意味で近年と違う、動きやすさを重視したコンパクトな着丈も短めの袖丈もまさに時代性を反映させた“ガチ”のスポーツ。でもイエロー楽し過ぎるイエロー、素晴らしい。

 

 

これはセットアップではないのですがセットアップの感覚にて(なので上下別々でお求め頂けます)、SURR今季初のピュアカシミアはこれらにて封切りです。鳴々親愛過ぎるブルネロ・クチネリのニットプロダクトよ今年も私を思い切り楽しませておくれ。現代ではなかなかどうして出逢えないアメリカン・カルチャーの影響を特に色濃く反映させた丸いボンバーシルエットのデザインスタイル性、ライトな内モンゴル産カシミアの素材表情と街中で見かけない絶妙な芥子色が最高。初っ端から優勝セーター。

そしてこれよこれ、ピュアカシミアジョガーパンツやっとこさ出逢うことができました。おそらく私は数年前から店頭にてカシミア愛に加えてカシミアパンツの尊さを幾人もの御客様方にお伝えしている はず、だってだって大好きなんだものカシミアのパンツ、でも本当に本当に全くもって出逢えないんです各メーカーないしニットプロダクトに強いブランドにおいても“ピュア”カシミアパンツは必ずしも用意してくれているプロダクトではありませんから、新旧問わず本当に探せない。でもいつか御愛顧くださる皆様方にピュアカシミアパンツをと願い続けて幾年、やっとこさ叶いました。しかも親愛なるブルネロクチネリの肉厚内モンゴル産カシミア、100億満点でしょ。引き続き探し求め続けますが、個人感情的には最初で最後です“ピュア”カシミアパンツは

 

 

 

 

 

New Castelbajac & Brunello Cucinelli Set-up

 

もっと沢山のスウェットしかりニットしかりのスーツではないセットアップと出逢いたいなぁ。

 

 

SURR 福留

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