趣味はありますか? / Diary1280
17.1.2025

今年の仕事初めに掃除している時、自分の不注意で花瓶を割ってしまい“オイオイ俺よ年始早々…”と意気消沈しながら御馴染みの花茂(今年もお世話になります)に行ったところ思い描いていた花瓶はなかったので半ば“これでいいか…”のテンションで選んだ直後に素敵過ぎる御陵松を見つけて、いざ店に戻ってそれらを生けてみたら素敵過ぎるほどに素敵で何なら思い描いていた花瓶よりもよっぽどSURRの空間に合っていて“こうなる運命だったのだ”と開き直れるほど嬉しかったおかげで、これまで好きではあったもののどちらかと言えば道具寄りに捉えていた花器という存在が一気に楽しくなりまして、オイオイこりゃ集めたいぞという気持ちがムクムクと大きくなっています。なんというかちょっとした趣味というか花器集め、密やかに楽しんでそれらでひっそりと店を飾って然るべきタイミングでドライフラワーにして引き続き御迷惑でない御客様方にラッピングしようかと思います。今は名を知らない花束をドライ中なのですが、これが全然乾かないったら乾かない。

以上、これまでの人生で趣味っていう趣味がほとんどない侘しい福留でした。

 

 

 

 

 

はてさて、2025年は何着の70年代中期〜80年代初頭の最初期Giorgio Armaniと出逢えるでしょうか。こちらは80年代初頭頃の一着で、ウール&カシミア素材でありながらハーフライニング仕様かつほぼゼロに感じられるほど薄いショルダーパット構築という、最初期ピリオドのしっかりとしたヴィンテージ年代でありながら色々と悟っている天才ならではの一着です。

 

 

本国展開品でもライト企画の他国展開品でもない、後々のハイクオリティなモード目線に繋がるイタリーデザインチームのヴィンテージリーバイス。弊店でもここ数年で数点のみ御提案致しておりますがこちらはオーヴァーサイズのフェイクムートンフーディージャケットで1995AWクリエイション。これも最っ高。

 

 

80年代ヴェルサーチェによるタック構築のピケトラウザーで裾が未処理の未使用品。これは欲しいなぁ…

 

 

SURRのメンバーとして長年御提案を続けることで年々好きが強まり(往々にして御試着くださる・御認めくださる皆様方が素敵だったからという、御客様からの如実な影響によるもの)、去年ついにMY自分が着る目線でのBESTブランドの殿堂入りを果たしたヴィンテージヴァレンティノ、以降これまで殿堂入りしてきたHermes hommeやPRADA UomoやBrunello Cucinelliと自分の中で肩を並べる存在になってくれて本当に嬉しい限りですが、日本国内だとこの“本物の”メンズクリエイションのヴィンテージに出逢う機会がないのが唯一の悩み。こちらは構築的バーシティージャケット、ワクワクが止まりません。

 

 

首に巻いて良し,肩に掛けて良し,膝に乗せて良し,掛け布団にして良し,ただソファに置いておくだけで良し等々、今年もたった四枚ではありますが御用意させて頂きました90年代Hermesによる上質で屈強なスコットランドカシミアを用いた大判マフラー。エルメスオレンジ,キャラメル,ネイビー,ペールピンクから感性に響く何かがございましたら。

 

 

 

 

 

以上、例年以上に冷えを感じて様々思わずにはいられない福留より今週の新作の御提案でした。

 

 

SURR 福留

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