CMSB / Diary136
5.5.2015
New arrival
メゾンで括られるヴィンテージバッグは時流もあって目にする機会が多くなりました。
物としてもスタイルとしても時代を越える事の出来るアイテムですので、
現実的に活用される機会が増えるのは個人的にも喜ばしく思いますが
しかしながら以前も申し上げました通り、なかなかどうして男性用モデルの希少性は変わらずでして。
この度は、また一味も二味も深い逸品に出会えました。
Celine において今なお代表的なマカダムの紋様は、他のモノグラムと同じく
いつまでもクラシカルなモダニズムを発信し続けます。
その冠に相応しい王道かつ上質な素材使い、パーツ選び。
ながら本品の真髄は、バッグとしての立ち居振る舞いです。
伝統的なフレンチスタイルに準じるショルダー仕様から漂うは
学生のような、編集者のような社会にコミットする現実的な人物像。
事実、フラップを開くと極めて機能的な一面が垣間見えます。
良い意味での素朴さと、上質な構築と、マカダムの品位。
この3要素によるマリアージュは張り詰めるような勁さです。
あくまでも静かな。
80s Celine, shoulder bag
実際に活用を重ねる事で加速度的に愛着が増してゆくのではないかと思います。
真の実力者はとにかく長く在り続けるもの。バッグにおいても、きっとそうなのでしょう。
本品で社会と現実的にコミットして頂けましたら幸いです。
SURR by LAILA 福留
03-5468-5966
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