New arrival / Diary1055
27.5.2022



先に御提案させて頂いた黒の個体が2003AWコレクションピースでこちらが2002SSのコレクションピース。秋冬の黒いラムレザーパンツに春夏の茶色いラムレザーパンツ。春夏のラムレザーパンツかぁと思われる方居られるかもしれませんが、ランウェイスタイリングのように上半身ないし足元を引き算してトータルの清涼感を調整なさってみてくださいませ。全くもって現実的ですから。しかしながらなんと言っても見事なのは劣化ではなくデザイン施術である傷の加工。これは響きます。

 

 

 



こちらもまたオープンマインドを要するミウッチャ女史の初期Uomoクリエイション。正々堂々たるミリタリーデザインにヨークを無くした無垢な背中,トロトロの素材感など、これもまた良い意味で真面目なシャツではないアイコニックなスタイルに。

 

 

 

今季も相も変わらずささやかながら弊店なりのサマーテーラードを御提案させて頂きます。まずは抜粋して3点を御案内。


親愛なる Agnona 社に一時在籍していた親愛なるファッションデザイナー,トーマス・メイヤー氏。こちらは氏がデザインした一着で、同社の真骨頂であり氏の後々のクリエイションで遺憾なく発揮される創意性満ち溢れるラグジュアリー/リラックスモードの世界観をこの時点で思う存分に御体感頂けるデザインジャケット。ちょっと厚手なガーゼないし薄手のニット的なテクスチャーを御想像頂けたらと思います。メイヤー氏のクリエイション,特にリラックスモード滅茶苦茶好き…

 

 

 



お初に御目にかかります、ムッシュのリネンテーラードジャケット。“見るのはムッシュ、着るのはミウッチャ”と答え続けてきた私にとっては嬉し過ぎる個体個性です。おそらくはウールMIXかな、でもリネンがメインであることを如実に伺わせる質感です。控えめに言って最高。No YSL No MODE.

 

 

 



見るBESTムッシュに続いて着るBESTミウッチャ女史の一着。スタイルは超正統派テーラードのバランスで着方も捉え方も既存のスーツ概念で基本差し支えないミウッチャ・フィロソフィーが詰まりまくったスタンダードスタイルですが、生地がピュアポリエステルのハニカムメッシュという超絶怒涛に狂おしいほどのオリジナリティーに満ち溢れた一着。この調和は鬼ヤバいです。一度着たら即座に御認識頂けるのですが、ハニカムメッシュは生地の存在感がしっかりしているにも関わらず尋常ならざる通気性のため、脳が錯覚するのか涼しいを通り越して寒いと感じるほどの着用感となります。本当、凄いですよ。ちなみにこちらは90sクリエイションなのですが、2010年代最初頭のランウェイにもメインマテリアルとしてハニカムメッシュは採用されます。どんなフェチズムやねん。Size 46.

 

取り急ぎ今週の新作を抜粋にて御提案させて頂きました。
 

 

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