私は其の時期に ” 旬なもの ” を愉しむよりはいつでも如何なる時も ” 好きなものを好きなだけ ” とまだ未熟な考えな上、今後も其れなのかは歳を重ねて理解出来るのかさえ判り兼ねるのですが。例えば、定食屋さん昼食をと今旬のカキのフライがあろうが、経験済みの間違えない鯖味噌を食べたいと思いますし、コンビニの豆腐素麺や某チキンフィレセットにはまれば一週間毎日食べようが損した気持ちにはならずそのルーティーンを愉しむような人間です。逆を言えばある程度の周期は全くと言っていい程他のものが見えなくなり、お気に入りだったチェスターフィールドコートを気付けば3年程袖を通していなかったり、毎日履いていたコンバースを覚えのない程履いていなかったりするのですが、最近漸く波が押し返して来まして改めて両方愉しめたりと気分と言ったら其れまでなのですが、好きなものの普遍的な立ち位置は変わらず、好きな時に愉しむ姿勢は結果的に長くものを愛する・大切にするように想え、最近保釈された私の中ではいつまでも旬なラッパーの自己紹介の歌い始め同様に ” すきなものすき ” と言えること素晴らしさを心から想えたりします。
昨日の福留の綴りに共感できる ” 旬なもの “ 。
ウールでもカシミアでも混合されたものでも、 この時期にしか味わえないのはニットという存在はまさしく旬を感じさせくれます。私も過度な重ね着は好みではなくインナーシャツ・ニット・ジャケット又はコートで事は足り、この時期の急な仕事終わりのワン缶にも対応。化学繊維を使用したインナーよりは自然から生まれたニッティングの方が温かく肌に寄り添う気がしてと言いながら想像以上の寒さに震えながら呑む時もありますが。
学生へ向けた提案からものづくりに至ったものや、王宮御用達な逸品、イタリー創業の英国製に拘る変質的な生産背景、詳細不明なものまで。糸から製品へと素晴らしい一貫したものつくりを持つ生産背景の御品々ですが、弊店には当たり前の様に顔を揃えていることは少しばかりの違和感すら感じてしまいます。私もヒートなインナーよりは肌に乗せた際に起こる、フワッと暖かみのある肌に刺激の無い極上素材はいくつあろうが足り無く感じてしまう、衣類に対する装うとはまた違った ” 生活する上で気持ちの良い装備 ” としての旬なものがニットであり、好きなものがニットであれば、其の差は近しくて遠く感じましたがどちらでも等しく生活の一部に取り込んで頂ければ幸いで御座います。
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