ご自由に / Diary 770
1.10.2019

New arrival 1997s Jaen Pual Gaultier complex trouser

スカートと言えば女性像を思い浮かべることが一般的な解釈となりますが、元を辿れば男女平等な衣類、労働者向けの衣類にも属し単純に男性が時代と共に履かなくなったと。19世紀から女性の衣類としての認知度が強く時代と共に社会性を影響から丈長さは変化し、現代にいたるまで女性向けの衣類に区分されています。その中でも巻きスカートと言えばキルトが思い付きますが、こちらもハイランド ( スコットランドの地域 ) にて 15 世紀後期から発祥の男性用正装と共通してスカートは男女の境目のない衣類に価します。さて、現代におけるメンズスカートは今や当たり前のように多くのメゾンから提案され、最早典型的にも感じるスタイル。私の中でメンズスカートは「黒の衝撃」の印象が強く、頭に思い浮かびますが今回の異質で、性差を超えた先日の Diary で触れさせて頂きましたが、 Jaen Pual Gaultier の一着を御紹介させて頂きます。
胴回り” 1.6 M “と書かせて頂きましたが勿論の事、そのまま履く訳でもなければ、ベルトで強く縛ってなんていう訳でも無い、構築的な物づくり。随所に仕掛けられたボタン、ボタンホールが計算された型を生み出し、半分に折りキルトの様にベルトで右脇に固定すると完成された形へ。レーヨン混合のとろみが織成す美しいドレープは歩く度、優雅に身体には沿わずに独立した存在感を放つ異端なシルエット。ラップスカートの様な形状ですが、形としてはトラウザーですので履いて頂くと判りますがとても男性的でクラシックな装い。写真の様な王道ギャルソンスタイルでも、気持ちの良い程たっぷり布を使用している為、可笑しなボリュームを愉しんで頂けます。こちらのトラウザーズの合わせに関しましては前合わせで巻きスカートの様に合せても、後ろに回し前から見るとパンツルックの様な井出達で御使い頂いても、

 

 

ご自由に御使い頂いて。と私は御推奨させて頂きます。

 

 

SURR by LAILA 鈴木

03-5468-5966
[email protected]

 

 

Copyright © SURR All Rights Reserved