John Lobb, Lopez / Diary707
20.4.2019

 


 
セントジェームスストリートを縄張りとする紳士顧客の強い要望と期待により産声を上げたミッドセンチュリーの傑作は、上顧客等のアフターナイトを軽やかに愉しませたビスポーク・ローファーの最上種でありながらレンガ張りの硬い地へ効果的に働く性能と緩やかな傾斜に加わるエリプスフロントの控えめなシグネチャー、ハリソンズのフランネルから絵の具のような英国産ブルージーンズまで自動調律するオーセンティックフォームの素晴らしさ。ビスポークの発露よりブルジョワのみの嗜好品に留めないレディメイドへと舵を切り今日まで進んでおられる John Lobb, Lopes の邂逅ということで遡りますと2014年7月24日で御座いました。1950年代の創作から時も経ち,近年では二十歳の青年が金策を練りに練りながら購入されるお話など伺うと小さな島国の青年の足下まで職人の息遣いを結び合わせる内容に魔法でも幸運でもない深いところの実力を感じずに入られませんが、ここまで民主的に広く受け入れられても,ファッションデザインーの就任や変遷事実をオープンされながらも一切衰えない 格 や 敷居の高さ というのは服飾史やワラント付与の情報証明ではない,履物としての純粋かつ純真な御作り、圧倒的な品質に勝るマテリアルなど御座いませんで、2014年7月24日の言葉を借りるなら “品質に見合った正当対価によって人々の手に渡り、対価以上の満足感を与え続ける” 殊の外、遠く離れた島国の、成人様の財布を苦しめる理由などありえはしないでしょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


New arrival, 80s Lohn Lobb loafers model “ Lopez ”

 

英発祥ローファーという怠け者の手助けを御完結いただくに当たって濃いでは辿り着くゴール地点の秀作、其の一種と存じますJohn Lobb, Lopesの皮革の弾力や厚みを保たせたキャンディーフォルムのトゥ、気品のあるシェイピング、キュッと締まったヒールカップ、熟成された御色を除いて履いては忘れるほど心地よい其の John Lobb, Lopes の甘みどころを愛でながら呑む酒は、最高に旨いことでしょう。

 

飲み過ぎ注意。

 

 

 

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