素晴らしきGianni Versace、 / Diary611
23.10.2018

 


 
イタリ / クラシカルをどっしりと構える骨組みはそれだけで十分すぎる色気とダンディズムなわけで、たっぷりとそそぐは嬉しくなるカラートーン,テキスタイルアプローチ、見識はエロティシズムのみを追求した容態ではなく、紳士性を模索した2つ先を視れるプロポーションというのが強烈なリアリティを与え、ジョルジオが提案する官能性よりは一歩手前で、此のミドルレンジとワイドフォルムと約3cm未満の細く保たれたダブル仕上げとブレイクさせるえげつないほど魅力的な溜まりと、生地の分量を逃がすアウトタックは2本以上の精選規律と、それがブーツだろうがオックスフォードだろうがキャップトゥダービーだろうがメインストリームに乗ずるスニーカーだろうが深いところで受け入れる驚異的キャパと、そのうえヒップフォルムを限りなくコンパクトに制限する術というか技というか同氏の研ぎ澄まされた感覚というのが “ 探しても無い ” にフィニッシュする最高トラウザーと絶大な信頼を寄せるわけです、
mid80s Gianni Versace

 

 

 


 
なんといえば宜しいか。
 
ウゴキに追随する生地は決して軽くはなく、ヘヴィオンスだとここまでの色気とヤクザ的暴力性は確保できず、とはいうものの、バンコクはお土産屋さんで売っている象が無造作に描かれた快適パンツとは天と地程の差があり、石ころとダイヤモンド程の芳醇/差異があり、活動的なダイナミズムがあり、生活的なドライブがありまして、それは大方テキスタイル云々より先行するトラウザーとしての根幹的成り立ち、基底そのものの実際力に起因するのだろうと憶います。もし確保したmid80s Gianni Versaceのトラウザー個体がなにかのきっかけとタイミングと不運によって失われてしまったとしたらわたくしは一体この先どのように生きて参れば宜しいか、まで、追いつめられる恐ろしさと求心力を備える感覚点というのも、脚を通したまでは気持ちがよいに留まり、結び合わせるシューズを履き、たった一歩、足を前へアクションした刹那に憶うところ、あぁぁ、なんて良いトラウザーだろうか。という分かりやすい茶番を本気で申し上げたいのが困ったところ。なんといえば宜しいか。

 

 

 

 

 

おそらくは、生粋のニット好きであらば素敵なニットを着用頂いた初対面時の感動と同義。その感動というのは編み地がこう、原毛がこうでゲージがこう、という具体論のみでは決して語れない純粋無垢かつ絶対的な経験から基づく “ 着用感取 ” に委ねた結論のように憶いますし、幸運にもその機会を弊店にて目撃させて頂いた際は、大体をもって共通する,あるいは月並みな文句として世に溢れている、言葉が要らない、其の場面で御座います。生粋のトラウザー好きという傾倒者などそう多くはいないと存じますが、しかしながら、そうはいっても、少なからず、素敵な穿物を経験値としてインプットされてきた男性であらば、必ず,御感取頂けるものと存じます。それほど、それゆえにこそ、そのようなわけで、穿き合わせ頂けるフィッティングと其の出逢いというのは至極幸運に憶いますし、初回感動とともに完全なカタチで持続する 幸福 というのを是非ともご査収頂きたい、いち、漢としての、意見で御座います。僭越ながら。

 

 

 

 

 

 

 

わたくしの勝手な感覚にて申し上げるのは大変恐縮に憶いますし恐れ多い事ですしお門違いもいいとこだと非難殺到も承知のうえで、小さな勇気を抽出して敢えて申し上げますと、お洋服がお好きな男性であらば、今探されているトラウザーの想像点を決して裏切らぬ個体群であろうかと、お洋服がお好きな紳士であらば、今後穿いていきたいと強く願うトラウザーの容態とはまさに此の区分であろうかと、お洋服を愛してやまない皆様であらば、ビスポークしかないのではと諦めかけていた暗闇に一筋の光を感取頂けるはmid80s Gianni Versaceではなかろうかと。という分かりやすい茶番を本気で申し上げたいのが困ったところ。なんといえば宜しいか、本当に素晴らしいので。

 


 

 

 

 

New arrival mid80s Gianni Versace wool trousers, Glen check

 

 

本作含め、同社トラウザーは計5点を御披露目させて頂いております。
いずれもフィッティング伊44〜46の皆様、是非この機会に。

 

 

 

 

 

 

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