ようこそ ARNYS / Diary1002
25.8.2021

これまでなかなか御縁に恵まれず、一着も一点も御提案が叶っていませんでした。

 

その世界が語られる時に必ず左岸の/右岸のという枕詞が付くように、服飾史において, フレンチファッションにおいて, メンズファッションにおいて, ハイクラスの目線において欠かすことができない存在ですが、私は左岸なんたら右岸なんたらよりも装いにおける味付けのムードに止めどなく興味をそそられます。

それには結局のところ顧客であったアーネスト・ヘミングウェイやジャン・コクトー、パブロ・ピカソやジャンポール・サルトル、そしてル・コルビュジェといった芸術, 建築, 文学などの文化と、それに関わるアカデミックな要素性が大きく関わるのでしょう。ファッションブランドですので装いにおける味付けの個性がしっかりと在りますし独特のスパイス配合率なのですが、最終的な着地点がドレッシーでハイエンドでコンセプチュアルでありながらしっかりとファッションブランドとしての存在価値がありながら、どこか朴訥とした突き抜け方と言うか原始感と言うか、着飾ることより着て活きること優先していると言うか、贅沢着ではなく仕事着のムードがあると言うか。

まぁ結局のところ例えば素材がカシミアであったりシルクであったり本品のようなリネンシルクであったり、適材適所に注がれる最上の職人技術であったりと、どうしようもなく贅沢なファッションピースなのですが、それが自然と仕事であったり生活に活かせるようにという論点が軸にあるように思うのです。うぅむ。

 

 

 

 

 






リネン55%シルク45%棍棒ありきの朱色は鮮やかでありながら控えめな印象が先立ちしかしながら目を引くという一つの完成系と言える色調で、一見すると古典的ながら独特な立体構築によってテーラードジャケットの様式でありながら一般的なそれらとは全く異なる余白配置によりスポーツジャケットのように軽くしなやかでコートのようにふわりと身体を包み込む、知性と利己性と快適性の塊のような一着。

当時はナチュラルフィットの提案構築ですが、現代感覚においては完全に自由。解き放たれています。クラシックベースだからこそ遊びが自在に許されますが、さて、どう着よう? と気分は完全に秋冬ながら今日は特に暑さ厳しいな、でも陽が落ちるのも早くなったし一層朝夜が快適だし、でもあちぃな今日は。と独り言ちながら考えた一日でした。

 

 

 

 

 

New arrival, ARNYS linen&silk jacket.

 

 

 

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