NZ Argile/ Diary923
23.10.2020

いつも SURR by LAILA を御愛顧くださりありがとうございます。しっかりと涼しい日々が続いて装いの旬が訪れましたので、あれもこれもと思い描いては楽しまれている方も多いことと存じます。皆様、御機嫌いかがでしょうか。

 

 

先日久方ぶりに新作の御案内が叶いました KARIM HADJAB 。彼が新たなクリエイションの場として選んだ土地, ニュージーランドで試行錯誤の末に成功へと辿り着き新たなクリエイションラインと成った NZ Argile 。入国してすぐに現地のレンジャーに各所を案内してもらい自然に関わる様々を学んだ後に、数か月に及ぶ “ 実験 ” を敢行したカリーム。土や草や木や水とどれだけ向き合おうと当初は全く染まらなかったのですが、決してめげずにしょげずに試し続けると共に、自分の身体と心と自分が選んだ衣類がニュージーランドという新境地に馴染むよう努力した結果、現地の材料のみを用い、薬品などの化学要素を一切用いらない原始的な泥染め NZ Argile が完成しました。

 

カリームが自分の身体と心が土地と馴染むために行ったのは、それこそ土地に居るという行為そのものでしたが、物言わぬ無機物の衣類が馴染むためにさて何をしたか?色々試したうちで強い効果を感じたのが木を抱かせることだったそうです。

 

嘘のような本当の話。カリームの口から発された言葉であり、彼だから信じられるし腑に落ちますが、他の人だったら信じられません。
カリームが現地でのクリエイション風景を御裾分けしてくれましたので、是非御覧くださいませ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

泥を水の底から取り上げて染め付けられる原料へと生成する過程にも、その染料が繊維に付着して沈着する過程にも、一切の薬品などの化学要素を用いず自然に発生する反応のみで成立する点。そして染料の粒子が繊維の間に留まって色を発するだけでなく、強度を上げて肌へも良い作用をもたらず点。それらをカリームに教えてもらった時に、以前に学んだ日本で江戸時代に行われていた総天然の藍染めを想い出しました。どうやら近しいものなようです。
自分に丁度良い黒を追い求めることで依然危険地帯であるアフリカのマリ地区でそれを知り、学び、独学で研究して様々な実験を繰り返す過程で ( 以前にも日本でもやりたい。良い山知らない?と言われました ) ニュージーランドに辿り着き、産まれたクリエイション NZ Argile。木に抱かせていたら紋様がそのまま乗りましたので、彼は嬉しそうに少しはにかんで笑いながら “ ツリープリントだ ” と胸を張りました。

 


KARIM HADJAB, NZ Argile tree print jacket.

 

あとですね、なぜか青紫がかっているんですよ、NZ Argile。

 

 

 

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