ズレ / Diary915
23.9.2020

 

 

コンクリート打ちっ放しの軒先に咲く花の不均衡さに目が行くように、ズレと言いますか、ギャップと言いますか。その差の隙間には訴え掛ける何かありそうでついつい写真を撮ってしまいました。

 

  

 

強面のお兄さんがエレベーターのボタンを押して待っていてくれたり、ギャルの敬語でしたり、口にピアスを開けた方が赤子を抱えていたりと人間で言うと単純に見た目では無い側面は承知の上でも、なんだか偏見な眼差しで疑って掛かってしまいます。裏を返せばそのままではつまらないと感じてしまうのは正直なところ。洋服でも正統的に着こなしていても勿論のこと正解・不正解では無い上で、自分のイメージを上回るギャップはその方の感性に繋がりますし、何かしらのインスピレーションなのか、育った環境なのかと興味深く考えてしまいます。それはスタイルでは無い部分に、自分の理解度、受け止め方が魅せていると。

 

  

 

ベルベット×テーラードジャケットは古典的ですが、その個体性には大いにズレを感じます。これが正真正銘のど真ん中では無いですが、着用者のパーソナリティを最大に演出する、一つのジャケットとして大いに世間とのギャップとその隙間の私欲と言う名の余裕をお愉しみ頂けると想います。 

 

90s South Italian sartorial “hand work” velvet tailored jacket

 

是非、手仕事による、身体への負荷を排除したサルトリアの職人技術をご体感下さいませ。

 

 

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