新作より、告白 / Diary863
13.5.2020

男性に向けてのヴィンテージ専門店で在る ことを最も太い軸としている弊店はヴィンテージを現代の装いとする行為を・判断を・生き方を・人間としての在り方を社会の迷惑にならないようにひっそりと御提案し続けておりまして、当然その入れものに当てはまる ( 当てはめているのは弊店ですが ) 全ての要素を大切に捉えておりますものの、その様々な中には “ 特に ” と頭に付けずには居られない幾つかの大切に想ったり慎重に捉えている存在がありまして、確か SURR が出来た頃に認識したメーカーと呼ぶべきかレーベルと呼ぶべきかデザイナーと呼ぶべきかいまだ決めかねている・きっと全てが絶妙に当てはまる近年におけるメーカーともレーベルともデザイナーとも異なる一つの存在もまた、それに属します。

 

 

SURR が出来た頃に、フランスにて最先端のモードを根底にて支える、本当に御世話になっている親愛なるコレクター様から文字通り教えてもらったそれは、モードの世界に居るその人からだからこそ “ セ ” から始まる発音で呼ぶに至っていますが、そうでない出身者からであれば “ チェ ” の発音で呼んでいたかもしれないほどに、そしてその時その人からでなければ今のような特に大切であり慎重に捉えてしかるべきという感情に・印象に成っていなかった可能性を多分に含む、私にとっては極めて “ 不安定 ” な存在です。

 

 

 



1881 年に設立されたモードやプレタポルテの世界ではセルッティ、生地の世界ではチェルッティの呼称で親しまれる Cerruti 。これまでに幾度か御提案させて頂きましたが、改めて “ 特に ” 大切に想う存在であり “ 特に ” 慎重に捉えている存在であることを、ここに記させて頂きます。
綿を起点として生地そのものに真っ向から向き合ったメーカーであり、服飾史における最初期に製造に関わる全ての工程を自らの枠内で完結させたレーベルであり、モードの帝王と呼ばれる彼や Hermes homme を三十年以上牽引し続ける彼女を文字通り育てたデザイナーズブランドでもある存在を、設立から 140 年ほど経った現代において向き合うとなると端的に申しあげて極めて簡単ではないことで時の経過というのは本当に怖くもあり面白くもある と改めて感じます。

 

 

 

 

 

New arrival,80s Cerruti bal-collar coat.
 

5W1H ( ゴダブリューワンエイチ ) という言葉を御存知でしょうか。それと同じように弊店は When いつ / Where どこで / Who 誰から による 3W ( スリーダブリュー ) を勝手ながら掲げているのですが、それについて考えますと私は時に、時の経過以上に怖くも想いますが、同時にどうしようもないほどに蠱惑なのです。

 

 

SURR by LAILA 福留

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