可能性 /Diary843
16.3.2020

 

 

 

 

 

 

40年代の LARGBUSS 社製。ワーク・ウエアを主軸に生産していたメーカーだと思われますが、非常に謎の多いと申しますか、テーラーも当時請け負っていた詳細不明のメーカー。

 

 

経年による変化から味わい深いマテリアルに綺麗にとは思えませんが愛情込めて必死にかがられたボタンホール。茶系ダック地に黒のコントラストは痺れます。

 

 

尿素ボタン?何色混ざったらこの色彩を出せるのか。緑色と紫色の中間色、こんなクールなボタンあるんですね。

 

 

意味をなさない裏に施されたウエストゴム、当時はもっと絞られていたのでしょうか。想像を掻き立てます。

 

 

左右非対称の不揃いなステッチワークの愛嬌、手作り感に PORPHETE zipper 。良い雑味、生地表情も相まってクラフト感の強さと対照的なテーラードを模したラペルの作り。ラペルの形状もイタリアン・カラーの様に縊れた剣先。素材・パターン・ディテール、ワークという区分にしろどれ一つ取ってもどこにも属さない、複合性とテーラーメイドの様な組成はある種違和感とユーティリティさを兼ね備えた、仕事着として可能性。
 

 

New arrival, 40s French hunting jacket.

 

 

Online にて上記商品を掲載させて頂きました。併せて御覧頂ければ幸いです。

 

 

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