貴方だけの価値 / Diary807
12.12.2019

本当に全然大丈夫ですので前回の続きなのですが、今年はそういえばとふと想い立って幾人かにとある設問を投げつけてみました。それは “ 催しごとに関わる会食があった際、それに準じた様式の店が良いか否か ” でして、端的に申しあげますと クリスマスディナーだったら和食や寿司など or イタリアンやフレンチなど という問いだったのですが、皆様が “ 連れて行ってくれるだけで嬉しいが、そういう日であったら ” と前置きしたうえで後者を希望されまして ( 唯一異なったのはフランスの御方で “ クリスマスは家族と過ごすから ” とのことで あぁなるほど と )、全然大丈夫ですが私は連れゆく機会がないものの現時点で想う My Best がスッポン料理屋でしたので、そんな機会はありませんが危ないところでした。まぁ全然大丈夫なのですが。

 

 

そのような大切な席で身につけたいと想える存在もまた良いものでして、もちろんタキシードでなくてはいけないということはございませんので、ハンティングジャケットでもサファリジャケットでもジョッパーズジャケットでもカシミアジャケットでもシルクカーディガンでも、自身にとって ( 会食に限らず ) “ 素敵な時間にこれを身につけて過ごしたい ” と想える存在には、それだけで時代も流行も社会的な立ち位置も超越した価値がありますし、裏を返せばその存在を身につけることでなんでもない時間や空間も特別なものに成るのではないでしょうか。私はそう想い装っております。

 

 

三十年以上同じ看板を背負い続ける親愛なるとあるデザイナーは、一貫して “ 着用者/選択者の個に寄り添い、陰ながらそっと押し上げるような存在を目指す ” という理念を掲げて今に至ります。彼女は自身の作品群と向き合ってくれる人々を社会にしっかりと向き合い, 日々を愉しみ装うことを愉しむ人々と捉えているのですが、その理念から成る品々はきっと数多くの男性が特別な存在として愛していることでしょう。

彼女への敬意と、貴方にとっての時代も流行も社会的な立ち位置も超越した価値を有する特別な一着に成ることへの願いを胸に、近日新作を御披露目させて頂きます。

 

 

 

 

 


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