0か100の一着 / Diary064
30.10.2014

本日の一着は言語化が特に難しい。最近では一番かもしれません。
頭の中ではまとまりきっていませんが書きながら派なので、進めさせて頂きます。

 

 

 

《 フランスで出会った一着の難解さたるや 》

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『 渋み 』 はほとんどの男性にとって欠かせない要素であり
昨今は特にオーセンティックなある種 “ 野暮な渋み ” が高まっているように思いますが、
それらを渋み100とすると今回は1000

自ずと難解であると同時に実に興味深い

 

 

 

《 そこはかとなく漂うのはベルギーの香り 》

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多彩な各国に囲まれ、アートなどのコンテンポラリーな要素もはらんだベルギー
ファッションには、個人的に独立した魅力を感じています。
やはりアントワープ王立芸術学院の出身者が作るファッション,スタイルの数々は
それを顕著に示しており、時には理解の範疇を越える事があるのですが、それらは共通して
感覚的な美意識を感じる事が出来、無意識に共鳴する事が出来るのです。

今回の一着に出会った時も、それと同じ無意識な共鳴を得ました。

 

 

 

《 野性と洗練 》

カッティングは既存の美意識では語れません。
立方体を組み合わせたような構築は素朴とも言えますし粗野とも言えます。
まるで野生のテーラードの如き荒々しさですが、美しく感じられるのは何故なのか

ニッティングワークのようなツイードの表情と色調,何気なく削ぎ落とされた
ミニマムなディティールがキーとなっているのかもしれませんが、
とにかく、テーラードそのままの着方を許してくれないのです。

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《 壊した中に残るテーラーリング 》

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もうこれは壊してしまいましょう。ある程度の芯が入っていますが気にする事はありません。

肩を落として形をとことん崩してミドルコートに変換する事で、粗野は洗練され
極地的な渋みがモードに成ってくれます
崩れてもなお主張する立体的なカットはどの角度から見ても独創性を発揮してくれますが、
理屈ではない美しさがそこには残っているはず
こういったアイテムをメゾンと,ハイファッションと同列で捉えてこそ
“ スタイル ” というものですから。

 

圧倒的に魅了するか無理かのどちらかです。
0か100の一着。さて、どなたの心に収まるのでしょうか。

 

 

 

 

 

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50s French, oversized tailored coat

 

 

感覚的に書いていたらレポートのようになってしまいました。

まぁレポートなどは書いた事がないので、勝手なイメージですが。

 

 

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