ID : MST00014438 |
Designer : PRADA |
Hold |
size | 表記 48 肩幅:47cm 身幅:54cm ウェスト:98cm 袖丈:65cm 着丈:73cm |
material | Cotton100% |
color | White |
condition | 薄い染みが何箇所かありますが目立ちません。生地自体はフレッシュな質感が残っているので着用回数も少ないと推測できます。 |
2003SS PRADA Uomo pure cotton safari jacket
当然ながら様々なファッションヒストリーに精通し当然ながらオリジナリティを発揮し続けてきたミウッチャ・プラダですがよくよく思い返してみるとワークウェア,ワークカルチャーを感じるプロダクトって全然無いような とこの一着を目の前にして思いました、言ってしまえばサファリもワークカルチャーですから。
しかしながらいかんせんオリジナリティと創造性が抜群過ぎる。削ぎ落とした意匠性に研ぎ澄まされたシルエットバランスとそれに準ずる厳格なパターンメイク、ネックにホック(しかもその形状は三角ロゴプレート型、もう本当に堪らない)を付けることで首元のラウンドを強調させて生まれるフレンチワーク感、ヨーク+アクションプリーツ+センターベントという美しい構築、ロゴ入りのオリジナルボタンが主流ゆえより新鮮な印象となる無機質なメタルボタン。しっかりとサファリジャケットでありながらしっかりとミウッチャ・プラダのクリエイション、当たり前かもしれませんが当たり前ではないんです。
1968年に発表され服飾氏の重要な一ページとなったムッシュ・サンローランによるサファリルックは腕を前方に振った姿勢をデフォルトとしているためフラットに立つと肩の後方の生地が余る=シルエットが意図的に崩れるという、サファリジャケットとしてのリアルを追求したからこその特出してマニアックな構築でムッシュの偉大さを改めて認識させてくれるものでした。この一着も同じくの構築、これは偶然ではないと思いたい。