1985s Burberry pure wool bal collar coat

現代のようなモードブランドではなく、まだバーバリーがコート専門メーカーだったヴィンテージ年代の存在感は近年デザイナーに就任したダニエル・リーによるヘリテージクリエイションへの再発信及びより深い掘り下げによってより確固たる存在価値を有するようになりました。この価値観は相当先まで覆らない。と言うより今後上昇していく一方でしょうね、ヴィンテージ年代における上質な職人技術と良質な素材感の存在価値は。

1985年に製作されたこちらもまた抜群、抜群にTHEコートな佇まいが“やっぱりコートっていいなぁ、冬の装いって楽しいなぁ“と素直に心から思わせてくれるから最高。このキャメル系統のベージュカラーも上品で綺麗で、フランネルのコートとしての存在感で捉えると“あぁやっぱり素敵“とこれまた素直に心から思えますよね。ショルダーラインで構築されたステッチワークもベージュ系統だからこそ良きコントラストになってくれています。ちなみにこちらはピュアウールなのですが、内側にアイリッシュツイードの表記タグが縫い付けられています。私の感覚ですとこれはツイードではないのですが、この頃のバーバリーにとってはそうだったのでしょうか？もしくは単純な縫い間違え？少々謎ですがこれもまたヴィンテージバーバリーの楽しさと言うことで。

御散歩コートとして発案されたふっくらと丸いバルカラーコート、ラグランスリーヴの落ち感も文句無しです。大当たりな一着。