60s French work
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ID : MBO00001440
Designer : Work
Price : 44,000円  On Stock


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サイズ:表記42
実寸:32×27
ウエスト:82cm
股上:23cm
股下:69.5cm
裾幅:24.5cm
condition A エイジングによる補修跡がフロントにかけて多数ごさいます。裾をほどいて直された跡によるアタリ、ブランドネームタグに擦れが見受けられます。着用に支障のない良好なコンディションです。

ヒップポケットにCOLTの文字と消えかけの銃モティーフ。このなんとも言えなさ&愛らしさもまたヴィンテージの醍醐味ですね。ワークウェアとしてのジーンズ提案であり当時のファッションムードを取り入れた、良い意味で時代性を感じる一着。

ワークウェアの原始的存在の一つであるアメリカ・リーバイス社のジーンズ群があるにも関わらず、フレンチワークカルチャーにおいてジーンズ及びデニム素材は新鮮なように思います。コットンツイルやモールスキンなどを積極的に発展させていたからでしょうか。リーバイスと同じ要素性ながらも全く異なる“ファッション観”は空気や水の違いはもちろん根本的な服飾史の差異でしょう。強弱や良し悪しはありませんが、やはり弊店はモード史に直結するこれらの血脈にどうしても惹かれてしまいます。

装飾性皆無のミニマム構築だからこそコンパクトな腰回りに流れるようなフレアレッグが際立ちますし、なんといってもインディゴの表情感が絶妙で、しっかりといわゆるワーカーがリアルに着用していたであろうことを容易に想像させるデニム素材特有のアタリと言い濃さと薄さのコントラストも、いわゆる加工ではどうしても辿り着けない説得力とそこはかとない美しさも。はい、やはり絶対的な魅力です。

これもまたリアルワーカー感であり大いなる魅力となるワイルドなハンドリペア。やはり意図しては出せない空気ですね。もちろん本質を損なっているかと言えばとんでもなく、修繕があってこそより惹かれるというのもまた面白い話です。それこそ裾なんて一旦ある程度穿いてから裾伸ばしが施されているようで、元々の裾上げステッチのエイジングと元々の裾エンドラインのエイジングが二本のラインとなっているのですが、これらも“デザイン”に映る文句無しに楽しい要素。

ちなみにジーンズでありながらシングルステッチではなくスラックスなどと同じくのハンドの裾上げ、これもUSカルチャージーンズとの大きな違いではないでしょうか。この美意識もやはりモード本国のフランスならではだと弊店は思います。

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