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ID : MLE00000010
Designer : Maker vintage
Price : 198,000円  On Stock


size 表記XL

肩幅:48cm
身幅:55cm
袖丈:65cm
着丈:80cm
material Leather
color Raw Sienna
condition A 素材特有のエイジングによる擦れ、色合いの変化が見受けられますが、年代を考慮すると大きなダメージはなく、素晴らしいコンディションです。

楽器製作メーカーが1967年にレザープロダクトの製作メーカーに鞍替えし、デザインレザー/レザーテーラーという新たなジャンルを確立したところ、その分野を追随する他メーカーが後を絶たず結果的に先駆者にも関わらず1979年に廃業という結末を迎えた East West Musical Instruments。楽器製作時の社名をそのまま活用したためにファッションメーカーらしくない名前ですね。
ファッションデザイナー“全員”が教科書にしていると言っても過言ではなくファッションデザイナーの“ほとんど”が大なり小なりサンプリングしていると言って過言ではない、紛れもなく服飾史の1ページを刻んだ伝説的なレザーメーカーの残した様々なデザインレザーピースの数々はどれも格好良く美しく芸術的で、どれもが当時の幾つかの文化が混ざり合ったからこそ生まれた,その文化だからこそ生まれた“時代”あっての品々。比喩的な意味合いと実際問題的な意味合いにおいて頭がぶっ飛んでいないと出来ないデザインであり設計は、本当に今でも魅力的で強烈な存在感。SNS社会に成った昨今においても当然色褪せることなく、SNS社会に成ったからこそ一層に受け継がれていくであろうと思います。

その時代あってこそ生まれ頭がぶっ飛んでいるからこそ成し得たデザインと設計の中にはEast West Musical Instrumentsというレザーメーカーが当時のユーザーたちに提案していた着方がございまして、それは“素肌に直接”かつ“前を閉じれなくてジャストサイズ”というフィッティング概念となります。これもまた言うまでもなく当時の局地的な文化あってこそのもので当然ながら現代においてなかなか突き通すことができませんが、その異常なまでにストイックなフィッティング概念とスタイル概念があったからこそレザーテーラーというファッション観が産まれたのは紛れもない事実であり、現代においても(特に90年代以降に名を馳せた世代)幾人ものモードデザイナーがフォローし、時に自身の作品に投影させる美意識であるのも紛れもない事実です。

簡単に言うと特に細みなシルエットですから、やはり近年のファッションムードであるオーヴァーサイズの個体は皆無に等しいですが、それ以上に大きいサイズもなかなかどうして希少。そもそも時代を鑑みても簡単に出逢える存在ではないEast Westにおいて希少というのは逆にピンときませんが、まずXL表記が珍しいですしこの実寸値とフィット感は貴重です。

更に言えば純シャツモデル自体多くありません。ウエスタンディティール、断ち切られた鹿の角ボタン(カフスに通るレザーレースは稼働しない箇所があります。稼働させない方が良いかと存じます)、立ち上げると牛の角ごたる屹立するロングカラー、そしてなんと言ってもこの時代ならではのレザークオリティ。全てが五感に猛烈に響くと同時にシンプルな構築の純シャツモデルとあって良い意味で現代的な印象が先立つプレーンなスタイル性を御体感頂ける一着となります。

ラベルデザインが4種存在しまして、初年度(1967)が1stピリオド、60年代後期から70年代中期が2nd、、それ以降3rd4thと続くうちの2ndピリオドの本品。ラベルに当時のEast West本社の電話番号が刻まれております(なんかあったら電話してな と)。言ってしまえば服飾史の伝説となる全要因が在る時代の一着です。
もちろんこちらも弊店はリアルクローズとして御提案。East Westもまた永遠に格好良いと感情喚起してくれる存在ですよ。

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