分かっている、解っているんです。半袖のカシミアセーターなんて需要がほとんどないことを、余白の少ないミニマムフィットなんてモテないことを。分かっちゃいるけど御提案したくて堪らない、一人でも半袖セーターを着る人が増えて欲しいという想いを止めることができない。それがフェチズムというやつなのではないでしょうか。

こちらに関してはブランドネームもサイズ表記もございませんので想像の枠を越えませんが、スリーヴの長さであったりネックのバランス的に小さいサイズ感ではない可能性も充分に考えられます。実寸値で御想像頂ける方も居られるかもしれませんが、実物を目の前にすると現代感覚では間違いなくSサイズと思われるであろうバランス、さすがイタリアンセータースタイルの代名詞,ミニマムフィットです。私は着るので違和感ありませんし、小さいようで小さくなく実生活においてもスッキリさっぱり現実的に過ごせることを知っているので問題ないどころかトップスの分野において一番好きと言えるほどのバランスですが、この好きは容易にシェアできないなぁと常々思います。ブレザーやジーンズ、レザーシューズだったら様々な方に強く御推奨したいしスタイル性の魅力もシェアしやすいと思いますが、ミニマムフィットのセータースタイルはその真逆。思い切り拒絶されてもおかしくない世界観だと思っていますので、いつも以上に御興味ありましたらの前置きの意味合いが強くなりますが、実際問題前述の通り実用的な着方ですので、御興味ありましたら是非にと思います。

カシミアの半袖も便利なんですよ、暖かくもあり涼しくもありますので、その両側面にて御活用頂けます。ちなみにこちらは軽いカシミアですので、プロダクトとしてはSpring Summerピースで間違いないかと。色味も極めて極めてイタリアーンなヴィヴィッドオレンジ、最高です。

私だったらタイトフィットに抵抗がありませんが、それもきっと少数派かと存じます。こちらはやはりSからMサイズくらいの御身体に御推奨するべきでしょうか。なんなら女性も素敵です。うーん、タイトも現実的なんですけどねぇ、モテないかぁ。いつも以上にダラダラと書き連ねましたが最後に改めて、一人でも半袖セーター着る人が増えますように。