80s Trussardi Sartorial
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ID : MJA00008902
Designer : Designers vintage
Price : 82,500円  On Stock


size 表記50

肩幅:※ラグランのため採寸不可
身幅:60cm
袖丈:44cm※脇下から採寸
着丈:112.5cm
material Wool 40% × Alpaca 30% × Poliammidica 15% × Mohair 15%
color Ivory
condition  ライニングに擦れ、補修跡が御座います。 全体的に素材特有の風合いの変化による毛羽立ち、薄汚れが見受けられますが良好なコンディションです。

1910年にグローヴメーカーとして始まったトラサルディ。70年代にまずバッグ、そしてアパレル部門と裾野を広げ現代でも活躍していますが、メンズコレクションを始動した84年から90年代にかけてのプレタポルテは極めてハイクオリティかつ絶妙なオリジナリティを博していたことはあまり話題にならないように感じます。
いわゆるハイファッションやメゾンと同じ職人に製作を依頼していたそれらは、ファッションブランドとしてというよりは元々のグローヴメーカーとしての気質がまだ濃く反映されており、デザインに対して積極的になるのではなくクオリティに対して積極的な姿勢かつより不変的な紳士像を探求することによって世界観を表現していました。例えるならイタリアのHermes hommeと言うか、ありそうで無い絶妙なバランスが80-90年代のTrussardiプレタポルテだったのです。

その中でもこちらはSartorialラインという上位クリエイションの一着。前述の要素性にサルトの手縫い技術力を投下することによって強烈なまでのエレガンスとスタイル性を獲得することとなりました。

設計当時のテーマが“お散歩”であったバルカラーコート。その独特の丸さ,優しさ,柔らかさとウール×アルパカ×モヘアの特出したテクスチャーが調和することによって、デザイン性ゼロの超絶スタンダードスタイルそのものがデザイン性に感じられる、古典中の古典スタイルでありクラシックを極めた設計が逆に現代的に映るという逆転現象が発生しています。

御覧くださいこのミルクカラー。男性はもちろん女性のスタイルにおいても新鮮かつ斬新にも関わらず、その要素性はクラッシックな自然界の獣毛という、これまた面白みに溢れる新鮮さ。この色調もまた逆転現象の大きな要因です。

表記は50サイズ。引き続きこの形状はゆったり感を高めるほどにモダンな印象となりますから、良い意味で表記は参考値として御認識頂けたらと思います。
これまた冬の訪れが楽しくなるコートですね。

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