Giorgio Armaniを筆頭とするビッグメゾン、ハイブランドにおいても“当たり前”ではない存在がこちらのピュアシルクTEEシャツ。この一見するとなんでもないながら贅を極めに極めた一着は、当たり前ではない存在だからこその価値に満ち溢れています。

厳密には磨く前の糸を紡いだロウシルクなので特有の伸縮性と水分OKというスペックを有するのですが、それにしてもいわゆるTEEシャツという存在においてこのようなテクスチャーを目の前にする機会がほとんどないものですから頭が混乱すると言うか。この異常なまでに美しい光沢,経験したことのないドレープ,そして光りを受ける角度で変化するカラーリングと全てが異次元でして、それが言ってしまえば“何も無い”プレーンTEEの様相ですから一層にカオス。これが素材の力,シルクの力かと独り言ちてしまいました。

シルエットは弊店的に本当に普通のMサイズ位のTEEシャツ、厳密に言えばアスレチックカルチャーのMサイズであると感じます。オーセンティックでありプレーンの極地なのですがオーヴァーサイズが蔓延る現代感覚的には小さく感じられるかもしれません。弊店としては普通のMサイズで色々と着まわせていつの時代にもフィットするバランスです。

プレーンと言いながらもリブに存在感を持たせていたりシルエットを精査したりとアルマーニ・フィロソフィーが詰まりに詰まっています。様々な季節と様々な環境で着られるTEEシャツだからこそ最上位に贅沢なピュアロウシルクという選択肢を是非。