これもまた“青年期にアメリカへ留学して文化を吸収した若者が後にイタリアに戻ってきて創作したカジュアルスタイル”と言えるBest Companyらしさ満点の世界観。半袖のスウェットトップスってのがまず最高じゃないですか。

このテンション上げ上げなサーフデザインなんかもダイレクトにほぼ同時代のUSカルチャーど真ん中といったところで、見る人が見れば即座にあの人のアレと連想できる特徴的なフォントも含めて太陽のように晴れ晴れと潔くアメリカンスタイルな構築ですが、やはりここでもOlmes Carretti氏ならではのクリエイティヴィティが際立ちます。

リブのデザインステッチを筆頭にこだわりぬかれた縫製と生地。これがトコトンに良いんだ。この世界観と物作りに対する姿勢のギャップを勝手ながら強烈に感じ惚れこんだのが弊店におけるBest Companyのきっかけでした。失礼な言い方ですが、全力でふざけて全力で良いクリエイションに向き合う姿勢と言うか、当然ふざけているというのは弊店の勝手な解釈で当時も今もOlmes氏は1ミリもふざけていないと思うのですが、とにかく最高のギャップと調和がこの一着にも猛烈に詰まっています。

ある種の中毒性を大いに有していると思います。だって身頃はシャーベットオレンジで右袖がサーモンピンクで左袖がヴィヴィットピンクのスリートーンですよ？もう最高過ぎますよ。