90s Ballantyne pure Scotland cashmere turtleneck sweater

弊店にとって至高であり唯一無にである社名が“Ballanbyne Cashmere”であったバランタイン社のニット・プロダクトにはそれぞれに様々な視点においての個性がしっかりと注がれておりまして、根幹に秘める高い品質目線が在ってこそのそれは現代目線において特にクラシックと捉えられるかもしれませんが、ライフスタイルピースとして驚異的な有用性を誇るため、年々個体数が減っている状況にも関わらず毎年新たな“中毒者”を生み出し続けている蠱惑的ヴィンテージプロダクトです。

Ballantyne Cashmere社の高い品質目線、それはカシミア毛の強度に起結します。端的に申しあげさせて頂きますとても強い, 強過ぎるほどに強いカシミア毛でしてもしかしたらカシミアという素材の歴史上最強なのではないかと冗談ではなく思ってしまうほどです。カシミア衣類の多くが使用することで毛が抜けたり毛玉が出来たりと摩耗・消耗してゆくことが多い中で ( そもそもカシミアはそういう素材傾向であり、だからこそ得られる様々な魅力があるのですが ) Ballantyne Cashmere社の高強度カシミアは活用回数が重なるほどに編み目及び毛並みが整列するかのように編みの面が滑らかになり、軽やかさ心地良さはそのままに強くなってくれるのです。もちろんドライクリーニングであったり専用洗剤による手洗いであったりブラッシングであったり保管時の防虫であったりと基本的な心遣いは必要ではありますが決して難しくはありません、すぐに骨を掴まれることでしょう。
適切に向き合って頂きさえすれば相当に長く御愛用頂けるカシミアに仕上がるということでして、言ってしまえば“ただ単に着るだけ良く仕上がる”　最高ではないでしょうか。

こちらはこれまた稀有なハイネック、決して厚過ぎない傾向としてはライトなカシミアというのもヴィンテージBallantyneを見渡すと少ない印象。シルエットはいつも通りのクラシック設計ですが軽いカシミアとハイネックのスタイル性によってこれまた極めてモダン、大当たりの一着と言えます。
爽やかなサーモンピンクも言うことなしの個性、これはワードローヴに加えなきゃですよ。